物体に作用する力に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。…
林業架線作業に必要な力学に関する知識 第32問
物体に作用する力に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)力の三要素とは、力の大きさ、力の向き及び力の作用点をいう。
- (2)物体に作用する力は、その作用する点を作用線上の物体の任意の位置に移しても、その働きは変わらない。
- (3)物体に作用する一つの力を、その作用点を基点にして、角度を持つ二つ以上の力に分けることを力の分解という。
- (4)力の作用と反作用とは、同じ直線上で作用し、大きさが等しく、向きが反対である。
- (5)一つの物体に大きさの異なる複数の力が作用して物体が動くとき、その物体は最も大きい力の方向に動く。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でありません。
複数の力を受けた物体は、合力の方向に動きます。最も大きい力の方向ではありません。
【合力の向き】
二つの力を辺とする平行四辺形の対角線の向き
大きいほうの力に引き寄せられはしますが、小さいほうの力も効いているので、向きはその中間になります。小さいほうの力がないものとして扱うのは誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 力の三要素とは、力の大きさ、力の向き及び力の作用点 適切
(2) 力の作用点を作用線上の任意の位置に移しても、働きは
変わらない 適切
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(3) 一つの力を、作用点を基点にして角度を持つ二つ以上の力に
分けることを力の分解という 適切
(4) 力の作用と反作用とは、同じ直線上で作用し、大きさが
等しく、向きが反対である 適切
【力の三要素】
大きさ / 向き / 作用点
「力のつり合い」を要素に混ぜた選択肢が別の回に出ます。
【作用線の上なら動かしてよい】
同じ作用線の上で力の位置をずらしても、効果は変わらない
作用線から外れると変わります。綱を引くとき、同じ線上のどこを持っても引く効果は同じですが、横へずらせば回そうとする働きが出てきます。
【合成と分解】
合成 いくつかの力を一つにまとめる
分解 一つの力をいくつかに分ける
斜面の問題で、重量を斜面に平行な力と垂直な力に分けるのが分解です。
【作用と反作用】
同一直線上 / 大きさが等しい / 向きが反対
壁を押せば、壁が同じ力で押し返します。押した線と押し返す線は同じです。平行にずれていれば、物体は回ってしまいます。
出典:林業架線作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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