各種賠償責任保険の一般的な補償内容に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とさ…
学科 基礎編 (15)
各種賠償責任保険の一般的な補償内容に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとし、特約の付帯はないものとする。
- (1)生産物賠償責任保険(PL保険)の被保険者である飲食店において、従業員が不注意により配膳中の料理をこぼして顧客の衣服を汚損した場合に、顧客に対して法律上の損害賠償責任を負担することによって生じた損害は、同保険の補償の対象となる。
- (2)施設所有(管理)者賠償責任保険の被保険者である宿泊業者が、施設内のクロークで顧客から預かって保管していた荷物が盗難に遭った場合に、顧客に対して法律上の損害賠償責任を負担することによって生じた損害は、同保険の補償の対象となる。
- (3)請負業者賠償責任保険の被保険者である配管工事業者において、工事完了後に配管工事のミスにより水漏れ事故が発生し、建物の内装が汚損した場合に、発注者に対して法律上の損害賠償責任を負担することによって生じた損害は、同保険の補償の対象となる。
- (4)個人情報漏洩保険の被保険者である小売店において、商品の発送業務を委託した外部業者の不正行為により顧客の個人情報が漏洩した場合に、顧客に対して法律上の損害賠償責任を負担することによって生じた損害は、同保険の補償の対象となる。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切です。
個人情報漏洩保険は、事業者が保有する個人情報が漏洩し、被害者に法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償します。業務を委託した外部の業者の不正行為で漏洩した場合でも、委託元である事業者が賠償責任を負うことになるので、一般に補償の対象です。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。生産物賠償責任保険(PL保険)は、製造・販売した物や行った仕事の結果が原因で、引き渡した後に生じた事故を補償します。配膳中に料理をこぼして客の衣服を汚したのは、業務を行っている最中の事故なので、施設所有(管理)者賠償責任保険の対象です。
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(2) 誤り。施設所有(管理)者賠償責任保険では、他人から預かった物(受託物)の損害は補償の対象外です。クロークで預かった荷物の盗難は、受託者賠償責任保険で備えます。
(3) 誤り。請負業者賠償責任保険が補償するのは、工事の遂行中の事故です。工事が完了した後に、工事のミスが原因で起きた水漏れ事故は、生産物賠償責任保険(完成作業危険)の対象です。
【賠償責任保険の使い分け】
施設所有(管理)者賠償 施設の欠陥や、施設内での業務遂行中の事故
受託者賠償 預かった物の損壊・紛失・盗難
生産物賠償(PL) 引き渡した製品や完了した仕事の結果による事故
請負業者賠償 工事などの請負業務の遂行中の事故
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2019年5月 (15)出典元ページ
最終更新日
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