「特定の事業用資産の買換えの場合の譲渡所得の課税の特例」(以下、「本特例」という)に関する次の記述のうち、最も適切なもの…
学科 基礎編 (39)
「特定の事業用資産の買換えの場合の譲渡所得の課税の特例」(以下、「本特例」という)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。
- (1)譲渡資産が地域再生法に規定する集中地域以外の地域内に所在し、かつ、買換資産が地域再生法に規定する集中地域内に所在する場合、長期保有資産の買換え(いわゆる7号買換え)による本特例の適用を受けることはできない。
- (2)買換資産が土地等である場合に、その土地等の面積が譲渡資産である土地等の面積の2倍を超えるときは、2倍を超える部分の面積に対応する部分は本特例の適用を受けることができない。
- (3)長期保有資産の買換え(いわゆる7号買換え)による本特例の適用を受けた場合、買換資産の取得価額および取得時期は、譲渡資産の取得価額および取得時期を引き継ぐことになる。
- (4)事業用資産を譲渡した年の前年中に取得した資産を買換資産として本特例の適用を受ける場合、その買換資産を取得した年の翌年3月15日までに、「先行取得資産に係る買換えの特例の適用に関する届出書」を税務署長に提出する必要がある。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切です。
事業用資産を譲渡した年の前年中に取得した資産を買換資産とする場合(先行取得)は、その買換資産を取得した年の翌年3月15日までに、「先行取得資産に係る買換えの特例の適用に関する届出書」を納税地の所轄税務署長に提出する必要があります。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。地域再生法の集中地域以外の地域から集中地域内への買換えでも、長期保有資産の買換えの特例は適用できます。ただし、課税の繰延べの割合が原則の80%から引き下げられます(東京23区への買換えは70%、それ以外の集中地域への買換えは75%)。
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(2) 誤り。買換資産の土地等の面積の制限は、譲渡資産の土地等の面積の5倍です。5倍を超える部分は特例の対象外です。2倍ではありません。
(3) 誤り。この特例は課税の繰延べなので、買換資産の取得価額は譲渡資産の取得価額などを引き継ぎますが、取得時期は引き継ぎません。買換資産の取得時期は、実際に取得した日です(後に買換資産を譲渡するときの長期・短期の判定に注意)。
【長期保有資産の買換え(いわゆる7号)の主な要件】
譲渡資産 国内にある所有期間10年超の土地等・建物・構築物
買換資産 国内にある土地等(300㎡以上の一定の事務所などの敷地)・建物・構築物・機械装置
取得期限 原則として譲渡の年の前年中から翌年中まで
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2019年5月 (39)出典元ページ
最終更新日
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