贈与税の配偶者控除(以下、「本控除」という)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (42)
贈与税の配偶者控除(以下、「本控除」という)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)本控除の適用を受けるためには、贈与を受けた日において贈与者との婚姻期間が20年以上である必要があるが、婚姻期間に1年未満の端数があるときは、その端数を切り上げて判定することができる。
- (2)本控除の適用を受けるためには、戸籍の謄本または抄本、居住用不動産の登記事項証明書、居住後に作成された住民票の写しを添付した贈与税の申告書を提出する必要がある。
- (3)配偶者から店舗併用住宅の贈与を受けた場合に、その居住の用に供している部分の面積が、その家屋の面積の過半を占めているときは、その家屋の全部を居住用不動産に該当するものとして本控除の適用を受けることができる。
- (4)配偶者から相続税評価額が4,500万円である店舗併用住宅(店舗部分60%、居住用部分40%)の3分の1の持分の贈与を受け、同年中に他の贈与を受けていない場合に、本控除の適用を受けたときは、贈与税額は算出されない。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切です。
店舗兼住宅の持分の贈与を受けた場合、贈与を受けた持分の割合が、その家屋の居住用部分の割合以下であるときは、贈与を受けた持分の全部を居住用不動産として配偶者控除の適用を受けることができます。
【計算】
贈与を受けた持分の割合 3分の1(約33.3%)
居住用部分の割合 40%
持分の割合が居住用部分の割合以下なので、持分の全部が居住用不動産
贈与税の課税価格 4,500万円×1/3=1,500万円
1,500万円-配偶者控除2,000万円=0円
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→ 贈与税額は算出されない
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。婚姻期間は20年以上が必要で、1年未満の端数は切り捨てて判定します。切り上げることはできません(19年11カ月は20年に当たらない)。
(2) 誤り。基準日時点の添付書類は、戸籍の謄本または抄本、戸籍の附票の写し、居住用不動産の登記事項証明書などです。住民票の写しではなく、戸籍の附票の写しを添付します(2016年分以後の申告から)。
(3) 誤り。店舗兼住宅の居住用部分がおおむね90%以上のときは、全部を居住用不動産として扱えます。過半を占めるだけでは足りず、その場合は居住用部分だけが対象です。
【贈与税の配偶者控除の要件】
婚姻期間20年以上の配偶者からの贈与
居住用不動産またはその取得資金の贈与
翌年3月15日までに居住し、その後も引き続き居住する見込み
同じ配偶者からは一生に一度、2,000万円まで(基礎控除110万円と合わせて2,110万円)
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2019年5月 (42)出典元ページ
最終更新日
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