居住者に係る所得税の一時所得および雑所得に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については…

学科 基礎編 (26)

居住者に係る所得税の一時所得および雑所得に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。

正答 (2)
正答は (2)。これが不適切です。 保証期間付終身年金の個人年金保険で、年金支払開始日後に保証期間分の年金を一括で受け取った場合、その一時金は、年金を前倒しで受け取ったものとして、一時所得ではなく雑所得(公的年金等以外)として総合課税の対象になります。 【ほかの選択肢】 (1) 適切。一時払養老保険で、保険期間の初日から5年以内に満期や解約で受け取る差益は、金融類似商品として20.315%の源泉分離課税になります。しかし、被保険者の死亡で受け取る死亡保険金はこれに当たらず、契約者(保険料負担者)と受取人が同じ夫なので、一時所得として総合課税の対象です。
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 適切。年金支払開始後に年金受取人が死亡し、相続人が年金受給権を相続して受け取る年金は、相続税の対象となった部分には所得税を課さない仕組み(2010年の最高裁判決を受けた改正)で計算します。課税部分は年を追って段階的に増えていく形で、支給初年分は雑所得の金額が算出されません。 (4) 適切。障害基礎年金は非課税なので、公的年金等の収入は老齢厚生年金の120万円だけです。2019年分の65歳以上の公的年金等控除額の最低額は120万円なので、120万円 - 120万円 = 0円となり、雑所得の金額は算出されません。 【金融類似商品の要件(一時払養老保険など)】 保険期間が5年以下、または保険期間の初日から5年以内の解約 一時払いなど、保険料の払込みが一定の短期間に集中している 災害死亡保険金などが満期保険金の5倍未満で、普通死亡保険金が満期保険金以下など、保障の倍率が小さい ※2020年分から、公的年金等控除額は10万円引き下げられ、公的年金等以外の合計所得金額が1,000万円以下の65歳以上の人の最低額は110万円になりました。同じ例では雑所得が10万円になります。

出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2019年9月 (26)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「学科 基礎編」のほかの問題

  1. 2019年1月 (25)居住者に係る所得税の退職所得に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  2. 2021年1月 (10)生命保険契約の各種手続等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  3. 2022年1月 (43)「直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の贈与税の非課税」(以下、「本特例」という)
  4. 2023年5月 (24)金融商品取引法に規定されるインサイダー取引規制に関する次の記述のうち、適切なものはいくつ
  5. 2024年9月 (4)厚生年金保険の標準報酬月額および標準賞与額に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれ
  6. 2025年9月 (38)建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律(建築物省エネ法)に関する次の記述のうち、

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク