保険業法に定める保険契約の申込みの撤回等(クーリング・オフ制度)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、各…
学科 基礎編 (9)
保険業法に定める保険契約の申込みの撤回等(クーリング・オフ制度)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。
- (1)個人が、生命保険契約の申込みの場所として自らの居宅を指定し、保険募集人の訪問を受けて、当該居宅内において申込みをした場合、その者は、クーリング・オフ制度により保険契約の申込みの撤回等をすることはできない。
- (2)個人が、既に加入している生命保険契約の保険金額を増額した場合、その者は、一定期間内であれば、クーリング・オフ制度により保険金額の増額の申込みの撤回等をすることができる。
- (3)個人が、既に加入している生命保険契約を転換して新たな生命保険契約を締結した場合、その者は、一定期間内であれば、クーリング・オフ制度により転換による保険契約の申込みの撤回等をすることができる。
- (4)法人が、契約者(=保険料負担者)かつ保険金受取人を法人、被保険者を役員とする保険期間30年の生命保険契約の申込みをした場合、その法人は、一定期間内であれば、クーリング・オフ制度により保険契約の申込みの撤回等をすることができる。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
既に加入している生命保険契約を転換して新たな生命保険契約を結ぶ場合、転換による契約は新しい保険契約の申込みに当たるので、クーリング・オフの対象になります。書面を受け取った日と申込みの日のいずれか遅い日から8日以内であれば、書面で撤回等ができます(2020年4月時点)。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。申込者が自ら申込みの場所を指定し、その場所で申込みをした場合は、原則としてクーリング・オフの対象外です。しかし、その指定した場所が申込者の居宅である場合は、この除外に当たらず、クーリング・オフができます。
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(2) 誤り。既に加入している契約の保険金額の増額は、契約内容の変更で、新たな保険契約の申込みではないので、クーリング・オフの対象外です。
(4) 誤り。法人などが契約者となる保険契約(営業のために、または営業として締結するもの)は、クーリング・オフの対象外です。
【クーリング・オフの対象外の主な例】
保険期間が1年以下の契約
法人などが営業のためにする契約
保険会社の営業所などに出向いて申し込んだ場合
医師の診査を受けた後の契約
加入が法律で義務づけられている保険(自賠責保険など)
※2022年5月9日からは、クーリング・オフの申出は書面のほか電磁的記録(電子メールなど)でも行えるようになっています。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2020年9月 (9)出典元ページ
最終更新日
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