居住者に係る所得税における減価償却に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (25)
居住者に係る所得税における減価償却に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)取得して業務の用に供した減価償却資産の使用可能期間が1年未満である場合、取得に要した金額の多寡にかかわらず、その取得価額の全額をその業務の用に供した年分の必要経費に算入する。
- (2)所定の要件を満たす青色申告者が、取得価額が10万円以上50万円未満の減価償却資産を取得して業務の用に供した場合、その業務の用に供した年分における少額減価償却資産の取得価額の合計額が300万円に達するまでは、その取得価額の全額をその年分の必要経費に算入することができる。
- (3)新たな種類の減価償却資産を取得し、「減価償却資産の償却方法の届出書」を納税地の所轄税務署長に提出しなかった場合、取得した減価償却資産が建物や建物の附属設備および構築物でない限り、その償却方法は定率法となる。
- (4)現に採用している償却方法を変更しようとする場合には、新たな償却方法を採用しようとする年の前年の12月31日までに、変更理由を記載した「減価償却資産の償却方法の変更承認申請書」を納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切です。
使用可能期間が1年未満の減価償却資産は、取得価額が10万円未満のものと同じく少額の減価償却資産として扱われ、取得価額の多寡にかかわらず、業務の用に供した年分に全額を必要経費に算入します。
【ほかの選択肢】
(2) 誤り。青色申告をする中小事業者の少額減価償却資産の特例の対象は、取得価額が10万円以上「30万円未満」の減価償却資産です。その年の取得価額の合計300万円までは、全額を必要経費に算入できます。50万円未満ではありません。
(3) 誤り。個人が償却方法の届出をしなかった場合の法定償却方法は、定額法です。定率法になるのは、法人が届出をしなかった場合の一般の資産です(建物・建物附属設備・構築物は、個人・法人とも定額法)。
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(4) 誤り。個人が償却方法を変更しようとするときは、新たな償却方法を採用しようとする年の3月15日までに、変更承認申請書を所轄税務署長に提出します。前年の12月31日までではありません。
【少額の資産の扱い(2020年4月時点)】
10万円未満または使用可能期間1年未満:全額を必要経費(青色・白色を問わない)
20万円未満:一括償却資産として3年で均等に償却できる
30万円未満(青色の中小事業者):合計300万円まで全額を必要経費にできる
※2026年4月1日以後に取得する資産からは、この特例は取得価額40万円未満が対象になり、対象となる事業者も常時使用する従業員の数が400人以下とされています。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2020年9月 (25)出典元ページ
最終更新日
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