相続税の税額控除等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (48)
相続税の税額控除等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)被相続人との婚姻の届出をした者は、その婚姻期間の長短にかかわらず、「配偶者に対する相続税額の軽減」の適用を受けることができるが、婚姻の届出をしていないいわゆる内縁関係にある者はその適用を受けることができない。
- (2)相続人に被相続人の未成年の養子が複数いる場合、未成年者控除の適用を受けることができる者は、被相続人に実子がいるときは1人まで、実子がいないときは2人までとなる。
- (3)障害者控除額が障害者である相続人の相続税額から控除しきれない場合、その控除しきれない部分の金額は、その者の扶養義務者で、同一の被相続人から相続または遺贈により財産を取得した者の相続税額から控除することができる。
- (4)被相続人から生前に贈与を受けた財産について相続時精算課税の適用を受けていた相続人は、その相続税額から相続時精算課税の適用を受けた財産に係る贈与税相当額を控除することができ、相続税額から控除しきれない場合は税額の還付を受けることができる。
正答 (2)
正答は (2)。これが不適切です。
未成年者控除は、法定相続人である未成年者が相続や遺贈で財産を取得した場合に受けられます。相続税の基礎控除額などの計算で「法定相続人の数」に含める養子の数の制限(実子がいる場合は1人、いない場合は2人まで)は、未成年者控除の適用には関係しません。未成年の養子が複数いれば、全員が未成年者控除を受けられます。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。配偶者に対する相続税額の軽減は、婚姻の届出をした配偶者であれば、婚姻期間の長短にかかわらず受けられます。内縁関係の人は対象外です。
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(3) 適切。障害者控除の額が障害者である相続人の相続税額から控除しきれない場合、その控除しきれない部分は、その人の扶養義務者で、同じ被相続人から財産を取得した人の相続税額から控除できます。
(4) 適切。相続時精算課税を適用した贈与財産に課された贈与税は、相続税額から控除でき、控除しきれない場合は還付を受けられます(暦年課税の贈与税額控除は還付されない)。
【「法定相続人の数」の養子の制限が関係するもの】
遺産に係る基礎控除額
生命保険金・死亡退職金の非課税限度額
相続税の総額の計算
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2020年9月 (48)出典元ページ
最終更新日
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