わが国の経済指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (16)
わが国の経済指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)国内で一定期間内に生産された財やサービスの付加価値の合計額であるGDPには、参照年からの物価の上昇・下落分を取り除いた値である名目値と、実際に市場で取引されている価格に基づいて推計された値である実質値がある。
- (2)景気動向指数のCI(コンポジット・インデックス)は、採用系列の各月の値を3カ月前と比べた変化方向を合成して作成した指数であり、景気拡張の動きの各経済部門への波及度合いの測定を主な目的としている。
- (3)全国企業短期経済観測調査(短観)は、資本金1億円以上の民間企業を調査対象とし、業況や資金繰り等の判断項目や売上高や設備投資額等の定量的な計数項目、企業の物価見通しが四半期ごとに調査されている。
- (4)消費者物価指数(CPI)は、全国の世帯が購入する家計に係る財やサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定したものであり、いわゆるコアCPIとは、「生鮮食品」を除いて算出された物価指数である。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切です。
消費者物価指数(CPI)は、総務省が毎月公表する指数で、全国の世帯が購入する財・サービスの価格を総合した物価の変動を時系列で測定したものです。一般にコアCPIは「生鮮食品を除く総合」、コアコアCPIは「生鮮食品及びエネルギーを除く総合」を指します。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。名目値と実質値の説明が逆です。名目値は実際に市場で取引されている価格に基づく値、実質値は参照年からの物価の変動分を取り除いた値です。
(2) 誤り。これはDI(ディフュージョン・インデックス)の説明です。CI(コンポジット・インデックス)は、採用系列の前月と比べた変化量を合成した指数で、景気変動の大きさやテンポ(量感)を測ることを主な目的としています。内閣府は2008年からCIを中心に公表しています。
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(3) 誤り。日銀短観の調査対象は、資本金2,000万円以上の民間企業(金融機関を含む)から抽出した企業です。資本金1億円以上に限りません。調査は四半期ごとに行われ、判断項目・計数項目・企業の物価見通しなどを調べる点は正しい記述です。
【景気動向指数】
先行系列・一致系列・遅行系列があり、CIの一致指数の動きで景気の局面を判断します。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年1月 (16)出典元ページ
最終更新日
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