居住者に係る所得税の配当所得に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、各選択肢において、配当は内国法人から支…
学科 基礎編 (25)
居住者に係る所得税の配当所得に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、各選択肢において、配当は内国法人から支払を受けるものとする。
- (1)非上場株式の配当について、受け取った株主が有する当該株式数が当該発行会社の発行済株式総数の3%以上である場合、その支払の際に配当の金額に20.315%の税率を乗じて計算した金額に相当する税額が源泉徴収される。
- (2)同一銘柄の非上場株式の配当で、1回の配当金額が10万円で配当計算期間が6カ月であるものを年2回受け取った場合、いずれの配当についても確定申告不要制度を選択することができる。
- (3)上場株式の配当に係る配当所得について確定申告をする場合は、その申告をする上場株式の配当に係る配当所得のすべてについて、総合課税と申告分離課税のいずれかを選択しなければならない。
- (4)ETF(上場投資信託)やJ-REIT(上場不動産投資信託)の分配金に係る配当所得は、上場株式の配当と同様に、総合課税や申告分離課税を選択することができ、総合課税を選択した場合は配当控除の適用を受けることができる。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
上場株式等の配当所得について確定申告をする場合、申告する上場株式等の配当所得の全部について、総合課税と申告分離課税のどちらかを選びます。銘柄ごとに分けて選ぶことはできません。なお、確定申告不要制度は、1回に支払を受ける配当ごとに選べます。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。非上場株式の配当の源泉徴収税率は20.42%(所得税及び復興特別所得税)で、住民税は源泉徴収されません。20.315%は上場株式等の配当(発行済株式総数の3%以上を有する大口株主を除く)の税率です。
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(2) 誤り。非上場株式の配当で確定申告不要を選べるのは、1回の配当金額が「10万円×配当計算期間の月数÷12」以下の場合です。配当計算期間6カ月なら5万円以下なので、1回10万円の配当は確定申告不要を選べません。
(4) 誤り。ETFやJ-REITの分配金は、上場株式等の配当として総合課税・申告分離課税を選べますが、J-REIT(投資法人)の分配金は総合課税を選んでも配当控除の対象になりません。
【配当控除の対象にならない主なもの】
J-REITの分配金、外国法人からの配当、申告分離課税を選んだ配当、確定申告不要を選んだ配当
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年1月 (25)出典元ページ
最終更新日
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