外貨建終身保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (10)
外貨建終身保険に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)外貨建終身保険の積立利率は、支払保険料に対する外貨ベースの運用利回りを表したものであり、積立利率に最低保証利率を設定しているものもある。
- (2)市場価格調整(MVA)機能を有する外貨建終身保険は、市場金利に応じた運用資産の価格変動が解約返戻金額等に反映され、契約時と比較した解約時の市場金利の上昇は、解約返戻金額の減少要因となる。
- (3)外貨建終身保険(平準払い)の保険料は、毎回一定額の外貨を保険料に充当する払込方法を選択することにより、ドルコスト平均法によって、為替変動リスクを軽減する効果が期待できる。
- (4)外貨建終身保険(平準払い)の保険金は、外貨による受取りとなり、受取時の為替相場により保険金の円換算額は影響を受けるが、円換算支払特約を付加することにより、為替変動リスクを回避することができる。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切です。
市場価格調整(MVA)は、解約時の市場金利の動きを解約返戻金額に反映させる仕組みです。契約時より解約時の市場金利が上がると、運用している債券などの価格が下がるため、解約返戻金額は減ります。逆に、金利が下がると増えます。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。積立利率は、支払った保険料のうち将来の保険金などの支払に充てる積立金(責任準備金)に付く利率です。支払保険料の全額に対する運用利回りではありません。最低保証利率を設けている商品がある点は正しい記述です。
(3) 誤り。ドル・コスト平均法の効果が期待できるのは、毎回「一定額の円」で外貨を買って保険料に充てる場合です。毎回一定額の外貨を充てる方法では、為替相場によって払う円の額が変わるだけで、ドル・コスト平均法の効果はありません。
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(4) 誤り。円換算支払特約は、保険金などを円で受け取るための特約で、受取時の為替相場で円に換算されます。為替変動リスクを回避できるわけではありません。
【外貨建保険の主な費用とリスク】
為替手数料(円から外貨、外貨から円への両替)
為替変動リスク(円高になると円換算の受取額が減る)
外貨建保険は預金保険の対象ではない(生命保険契約者保護機構の対象)
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年5月 (10)出典元ページ
最終更新日
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