デリバティブを活用したリスクヘッジの提案に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (22)
デリバティブを活用したリスクヘッジの提案に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)多くの銘柄の国内上場株式を保有している投資家に対して、国内株式市場における全体的な株価の下落に対するヘッジとして、TOPIX先物の買建てを提案した。
- (2)米ドル建てで決済する輸出業者に対して、円高に対するヘッジとして、米ドル買い/円売りの為替予約を提案した。
- (3)米ドル建てで決済する輸入業者に対して、円安に対するヘッジとして、米ドル・コール/円・プットのオプションの購入を提案した。
- (4)TIBORに連動する変動金利の借入れをしている企業に対して、短期金利の上昇に対するヘッジとして、TIBORを対象とするフロアの購入を提案した。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
米ドル建てで代金を払う輸入業者は、円安になると支払う円の額が増えます。米ドル・コール/円・プット(米ドルを決められたレートで買う権利)を買っておけば、円安になったときは権利を行使して決められたレートで米ドルを買え、円高になれば権利を放棄して市場で安く買えます。円安に対するヘッジとして適切です。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。保有株式の値下がりに備えるには、TOPIX先物を「売り建て」ます。株価が下がると先物の売建てに利益が出て、保有株の損失を打ち消します。買建てでは損失が増えます。
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(2) 誤り。米ドル建てで代金を受け取る輸出業者は、円高になると受け取る円が減ります。ヘッジとしては「米ドル売り/円買い」の為替予約を結びます。
(4) 誤り。変動金利で借り入れている企業が金利上昇に備えるには、キャップ(金利の上限)を購入します。フロア(金利の下限)の購入は、変動金利で運用している人が金利低下に備える方法です。
【ヘッジの考え方】
持っている(受け取る)資産の値下がりに備える 先物の売り、プットの買い
買う(支払う)予定の資産の値上がりに備える 先物の買い、コールの買い
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年5月 (22)出典元ページ
最終更新日
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