居住者に係る所得税の事業所得に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (25)
居住者に係る所得税の事業所得に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)個人事業主が販売用の棚卸資産を自家消費したときは、原則として、事業所得の金額の計算上、当該棚卸資産の販売価額の50%相当額を総収入金額に算入する。
- (2)個人事業主が、取得価額が10万円未満または使用可能期間が1年未満の減価償却資産で事業の用に供しているものを譲渡したときは、原則として、事業所得の金額の計算上、その譲渡による収入金額を総収入金額に算入する。
- (3)個人事業主が支出した交際費のうち、業務の遂行上直接必要と認められるものについては、事業所得の金額の計算上、その支出額の全額を必要経費に算入することができる。
- (4)個人事業主が、生計を一にする親族が所有する建物を賃借して事業の用に供している場合、その親族に支払う家賃については、事業所得の金額の計算上、必要経費に算入することはできない。
正答 (1)
正答は (1)。これが不適切です。
個人事業主が棚卸資産を自家消費した場合は、原則として、その棚卸資産の通常の販売価額を総収入金額に算入します。ただし、取得価額以上で、かつ通常の販売価額のおおむね70%以上の金額を総収入金額に算入していれば、それが認められます。販売価額の50%相当額ではありません。
【ほかの選択肢】
(2) 適切。取得価額10万円未満または使用可能期間1年未満の少額の減価償却資産で、事業の用に供していたものを譲渡した場合、その収入は事業所得の総収入金額に算入します(譲渡所得にはなりません)。
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 適切。個人事業主の交際費には法人のような損金算入の限度額はなく、業務の遂行上直接必要と認められるものは全額を必要経費にできます。
(4) 適切。生計を一にする親族に支払う家賃は必要経費に算入できず、受け取った親族の所得にもなりません。その建物の固定資産税や減価償却費など、親族が負担した費用は、事業主の必要経費に算入できます。
【生計を一にする親族への支払】
原則 必要経費にならない(家賃・給与・利息など)
例外 青色事業専従者給与(届出の範囲内)、白色の事業専従者控除
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年5月 (25)出典元ページ
最終更新日
「学科 基礎編」のほかの問題
- 2019年1月 (27)「特定居住用財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除」(以下、「本特例」という)に関する次の
- 2020年9月 (12)X株式会社(以下、「X社」という)は、代表取締役社長であるAさんを被保険者とする下記の定
- 2022年1月 (47)相続税法上の債務控除に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢にお
- 2023年5月 (28)居住者に係る所得税の寡婦控除およびひとり親控除に関する次の記述のうち、最も不適切なものは
- 2024年9月 (9)保険法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 2025年9月 (42)贈与税の課税財産等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項
スポンサーリンク

