内国法人に係る法人税における役員給与に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (31)
内国法人に係る法人税における役員給与に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)法人税法上の役員給与は、法人の取締役、執行役、監査役などに就任し、役員登記されている者に対して支給する給与とされ、使用人に対して支給する給与が役員給与とされることはない。
- (2)役員に対して支給する定期給与を、事業年度開始の日から6カ月経過後に開催した臨時株主総会により増額改定した場合、原則として、増額改定後の定期給与は定期同額給与に該当せず、増額改定後に支給した全額が損金不算入となる。
- (3)新たに設立した法人が設立時に開始する役員の職務につき所定の時期に支給した給与を事前確定届出給与として損金の額に算入する場合、原則として、設立後2カ月以内に納税地の所轄税務署長に所定の届出をしている必要がある。
- (4)業績連動給与は、法人が業務執行役員に対して支給する給与で、利益の状況を示す指標等を基礎として設定された条件により、その全額を支給するか、またはその全額を不支給とするかのいずれかとする旨が定められたものである。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
事前確定届出給与として損金算入するには、所轄税務署長に届出をしておく必要があります。新たに設立した法人が、設立時に開始する役員の職務について支給する給与の場合は、設立の日以後2カ月以内が届出の期限です。
【ほかの選択肢】
(1) 誤り。法人税法上の役員には、会社法上の役員のほか、使用人以外の者で法人の経営に従事している者や、同族会社の使用人のうち一定の要件を満たして経営に従事している者(みなし役員)も含まれます。登記の有無だけでは決まらず、使用人の肩書きの人の給与が役員給与とされることもあります。
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(2) 誤り。臨時改定事由などに当たらない増額改定をした場合、損金不算入となるのは、増額改定後の給与のうち増額した部分です。増額改定前の額に相当する部分は、定期同額給与として損金算入できます。
(4) 誤り。業績連動給与は、利益の状況を示す指標などを基礎として客観的に算定される額を支給する給与で、所定の手続や開示などの要件があります。全額を支給するか全額を不支給にするかを定めるものではありません。
【事前確定届出給与の届出期限(原則)】
株主総会等の決議日から1カ月を経過する日と、職務執行の開始日のいずれか早い日(その日が会計期間開始の日から4カ月を経過する日より後になる場合は、4カ月を経過する日)まで新設法人の設立時の職務 設立の日以後2カ月以内
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年5月 (31)出典元ページ
最終更新日
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