消費税の簡易課税制度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、納付すべき消費税額(地方消費税額を含む)が最…
学科 基礎編 (33)
消費税の簡易課税制度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、納付すべき消費税額(地方消費税額を含む)が最も低くなるようにみなし仕入率を適用するものとし、記載のない事項については考慮しないものとする。
- (1)全体の課税売上高に占める第1種事業の割合が60%、第3種事業の割合が40%である場合、みなし仕入率は、第1種事業に係る消費税額に90%を適用し、第3種事業に係る消費税額に70%を適用する。
- (2)全体の課税売上高に占める第1種事業の割合が95%、第3種事業の割合が5%である場合、みなし仕入率は、第1種事業および第3種事業のいずれの消費税額にも90%を適用する。
- (3)全体の課税売上高に占める第1種事業の割合が20%、第3種事業の割合が80%である場合、みなし仕入率は、第1種事業および第3種事業のいずれの消費税額にも70%を適用する。
- (4)全体の課税売上高に占める第1種事業の割合が50%、第2種事業の割合が35%、第5種事業の割合が15%である場合、みなし仕入率は、第1種事業に係る消費税額に90%を適用し、第2種事業および第5種事業のいずれの消費税額にも80%を適用する。
正答 (3)
正答は (3)。これが不適切です。
簡易課税制度で2種類以上の事業を営む場合、原則は、事業ごとの消費税額にそれぞれのみなし仕入率を適用します。特例として、①1種類の事業の課税売上高が全体の75%以上なら、そのみなし仕入率を全体に適用でき、②2種類の事業の課税売上高の合計が75%以上なら、その2種類のうちみなし仕入率の高い事業はその率、それ以外の事業はすべて低いほうの率を適用できます。納付税額が最も低くなる方法を選びます。
(3) 第1種20%・第3種80%の場合、第3種が75%以上なので、全体に70%を適用することもできますが、原則どおり第1種に90%、第3種に70%を適用するほうが、みなし仕入率が高くなり納付税額が低くなります。全体に70%を適用するとする記述は不適切です。
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【ほかの選択肢】
(1) 適切。75%以上の事業はなく、2種類で100%ですが、特例②でも第1種90%・第3種70%となり、原則と同じです。
(2) 適切。第1種が95%で75%以上なので、全体に90%を適用でき、これが最も有利です。
(4) 適切。第1種と第2種の合計が85%で75%以上なので、特例②により第1種に90%、それ以外(第2種・第5種)に80%を適用できます。第5種に50%を適用する原則より有利です。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年5月 (33)出典元ページ
最終更新日
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