中小企業退職金共済制度(以下、「中退共」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本問において、事…
学科 基礎編 (6)
中小企業退職金共済制度(以下、「中退共」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本問において、事業主には同居の親族のみを使用する事業主等は含まないものとし、従業員には短時間労働者は含まないものとする。
- (1)既に中退共に加入している事業主が、掛金月額が2万円未満である被共済者(従業員)の掛金を増額した場合、増額分の3分の1を増額月から1年間、国が助成する。
- (2)被共済者(従業員)が、加入後1年未満で退職し、掛金納付月数が12月に満たない場合、当該従業員に退職金は支給されず、掛金の全額が事業主に返還される。
- (3)退職金の額は、被共済者(従業員)に係る掛金月額および掛金納付月数に応じて定められている基本退職金に、運用収入の状況等に応じて決定される付加退職金を加えた額となる。
- (4)被共済者(従業員)の請求により、退職金の全部または一部を分割して受け取ることができるが、60歳未満で退職した場合は、退職金の額の多寡にかかわらず、分割払を選択することはできない。
正答 (2)
正答は (2)。これが不適切です。
中退共では、被共済者(従業員)が加入後1年未満で退職し、掛金納付月数が12月に満たない場合、退職金は支給されません。ただし、それまでに払い込んだ掛金が事業主に返還されることもありません。掛金は全額が事業主の損金(個人事業主は必要経費)になり、事業主には戻らない仕組みです。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。掛金月額が1万8,000円以下(2万円未満)の従業員の掛金を増額する事業主には、増額分の3分の1を増額月から1年間、国が助成します(月額増額助成)。新たに加入する事業主には、掛金月額の2分の1(上限5,000円)を加入後4カ月目から1年間助成する新規加入助成もあります。
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(3) 適切。退職金は、掛金月額と納付月数に応じて定められた基本退職金に、運用収入の状況などに応じて決まる付加退職金を加えた額です。
(4) 適切。分割払は、退職日に60歳以上で、退職金の額が一定額以上(5年間の分割は80万円以上、10年間は150万円以上)の場合に選べます。60歳未満で退職した場合は、退職金の額にかかわらず一時払です。
【中退共の掛金】
月額5,000円〜3万円(16種類)。短時間労働者は2,000円〜4,000円も選べる
掛金納付月数が12月以上24月未満の場合、退職金の額は掛金の総額を下回る
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年9月 (6)出典元ページ
最終更新日
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