消費税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (32)
消費税に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)新たに開業した個人事業者は、原則として、開業した年分における課税売上高の多寡にかかわらず、消費税の納税義務が免除される。
- (2)簡易課税制度を選択し、課税売上に係る消費税額からみなし仕入率による仕入れに係る消費税額を控除した金額がマイナスとなる場合は、消費税額の還付を受けることができる。
- (3)簡易課税制度の適用を受ける事業者が2種類以上の事業を行い、そのうち1種類の事業の課税売上高が全体の課税売上高の75%以上を占める場合は、その事業のみなし仕入率を全体の課税売上に対して適用することができる。
- (4)消費税の課税事業者である個人は、原則として、消費税の確定申告書をその年の翌年3月31日までに納税地の所轄税務署長に提出しなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが不適切です。
簡易課税制度では、仕入れに係る消費税額を、課税売上に係る消費税額にみなし仕入率(90%〜40%)を掛けて計算します。そのため、控除額が売上に係る消費税額を超えることはなく、納付税額がマイナスになって還付を受けることはありません。設備投資などで多額の仕入れがあり還付を受けたい場合は、原則課税を選ぶ必要があります。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。新たに開業した個人事業者は、開業した年の基準期間(前々年)の課税売上高がないので、課税事業者を選択した場合などを除き、開業した年の課税売上高にかかわらず納税義務が免除されます。
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(3) 適切。2種類以上の事業を営む場合、1種類の事業の課税売上高が全体の75%以上であれば、そのみなし仕入率を全体に適用できます。
(4) 適切。個人事業者の消費税の確定申告と納付の期限は、翌年3月31日です。法人は、事業年度終了の日の翌日から2カ月以内です。
【簡易課税制度の要件】
基準期間の課税売上高が5,000万円以下
適用を受けようとする課税期間の初日の前日までに「消費税簡易課税制度選択届出書」を提出
選択後は2年間継続して適用
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年9月 (32)出典元ページ
最終更新日
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