相続時精算課税制度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はす…
学科 基礎編 (43)
相続時精算課税制度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。
- (1)2021年12月31日までに贈与により住宅取得等資金を取得した場合、贈与者の年齢がその年の1月1日において60歳未満であっても、受贈者は相続時精算課税制度の適用を受けることができる。
- (2)相続時精算課税適用者が、その特定贈与者から新たに贈与を受けた場合、贈与を受けた財産の金額の多寡にかかわらず、贈与税の申告書を提出しなければならない。
- (3)相続時精算課税の特定贈与者の相続において、相続時精算課税を適用して贈与を受けた財産を相続財産に加算した金額が遺産に係る基礎控除額以下であれば、相続税の申告は不要である。
- (4)養親から相続時精算課税を適用して贈与を受けた養子が、養子縁組の解消により、その特定贈与者の養子でなくなった場合、養子縁組解消後にその者からの贈与により取得した財産については、暦年課税が適用される。
正答 (4)
正答は (4)。これが不適切です。
相続時精算課税を選んだ受贈者が、養子縁組の解消などで特定贈与者の推定相続人でなくなった場合でも、その特定贈与者からの贈与については、引き続き相続時精算課税が適用されます。暦年課税に戻ることはありません。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。住宅取得等資金の贈与については、2021年12月31日までの贈与であれば、贈与者がその年の1月1日に60歳未満であっても、相続時精算課税を選ぶことができる特例がありました。
(2) 適切。相続時精算課税の適用者は、その特定贈与者からの贈与について、金額にかかわらず贈与税の申告書を提出する必要がありました(基準日時点)。
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(3) 適切。特定贈与者の相続では、相続時精算課税を適用した贈与財産(贈与時の価額)を相続財産に加算して相続税を計算します。その合計額が遺産に係る基礎控除額以下なら、相続税の申告は不要です。
【相続時精算課税の主な要件(基準日時点)】
贈与者 その年の1月1日に60歳以上の父母・祖父母
受贈者 その年の1月1日に20歳以上の、贈与者の推定相続人である子・孫
特別控除 累計2,500万円、超えた部分に一律20%
※2024年1月1日以後の贈与からは、年110万円の基礎控除が設けられ、その範囲内なら申告は不要です。住宅取得等資金の60歳未満の特例は、その後も延長されています。受贈者の年齢要件は2022年4月から18歳以上です。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2021年9月 (43)出典元ページ
最終更新日
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