自営業者であるAさん(39歳)は、2021年1月31日に勤めていた会社を退職し、現在、全国健康保険協会管掌健康保険の任意…
学科 基礎編 (2)
自営業者であるAさん(39歳)は、2021年1月31日に勤めていた会社を退職し、現在、全国健康保険協会管掌健康保険の任意継続被保険者である。また、Aさんには、2022年2月5日に出産予定の妻がおり、妻はAさんが加入する健康保険の被扶養者である。健康保険の任意継続被保険者に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)任意継続被保険者の保険料の基準となる標準報酬月額は、被保険者資格喪失時の標準報酬月額と、全国健康保険協会の全被保険者の標準報酬月額を平均した額を報酬月額とみなしたときの標準報酬月額のいずれか多い額となる。
- (2)Aさんは、退職日の翌日から最長で2年間、全国健康保険協会管掌健康保険に任意継続被保険者として加入することができるが、任意継続被保険者の保険料は、在職時とは異なり、その全額を被保険者本人が負担する。
- (3)Aさんの妻が産科医療補償制度に加入している医療機関で予定日に出産した場合、Aさんは、所定の手続により、家族出産育児一時金として一児につき42万円を受け取ることができる。
- (4)任意継続被保険者であるAさんは、原則として、在職中と同様の保険給付を受けることができるが、退職後の傷病による傷病手当金の支給を受けることはできない。
正答 (1)
正答は (1)。これが不適切です。
全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の任意継続被保険者の標準報酬月額は、①資格喪失時の標準報酬月額と、②協会けんぽの全被保険者の標準報酬月額の平均額を報酬月額とみなしたときの標準報酬月額の、いずれか「少ない」額です。「いずれか多い額」が誤りです。
【ほかの選択肢】
(2) 適切。任意継続被保険者の資格は、資格喪失日(退職日の翌日)から最長2年間です。保険料は事業主負担がないため、全額を本人が負担します。
(3) 適切。被扶養者である妻が出産したときは、被保険者に家族出産育児一時金が支給されます。基準日の時点では、産科医療補償制度に加入する医療機関での出産(在胎週数22週以降)は一児につき42万円でした。
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(4) 適切。任意継続被保険者は在職中とおおむね同じ保険給付を受けられますが、傷病手当金と出産手当金は支給されません(資格喪失前から受けていた人の継続給付を除く)。
【任意継続被保険者の加入の要件】
資格喪失日の前日まで継続して2カ月以上被保険者であったこと
資格喪失日から20日以内に申し出ること
※2026年10月時点では、2022年1月から任意継続被保険者は本人の申出で資格を喪失できるようになり、出産育児一時金は2023年4月から一児につき50万円に引き上げられています。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年1月 (2)出典元ページ
最終更新日
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