厚生年金保険の被保険者が死亡した場合の遺族厚生年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各被保険者は遺…
学科 基礎編 (5)
厚生年金保険の被保険者が死亡した場合の遺族厚生年金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各被保険者は遺族厚生年金の保険料納付要件を満たしているものとし、記載のない事項については考慮しないものとする。
- (1)被保険者であるAさん(35歳)と同居して生計維持関係にあった者が妹(30歳)のみである場合、妹は遺族厚生年金の受給権を取得することはできない。
- (2)被保険者であるBさん(40歳)と同居して生計維持関係にあった者が妻(28歳)と長女(3歳)である場合、妻が取得する遺族厚生年金の受給権は、当該遺族厚生年金の受給権を取得した日から起算して5年を経過したときに消滅する。
- (3)被保険者であるCさん(45歳)と同居して生計維持関係にあった者が夫(50歳)と長女(21歳)である場合、夫および長女は遺族厚生年金の受給権を取得することはできない。
- (4)被保険者であるDさん(50歳)と同居して生計維持関係にあった者が父(75歳)と母(75歳)である場合、双方が遺族厚生年金の受給権を取得し、それぞれに支給される遺族厚生年金の額は、受給権者が1人である場合に算定される額を2で除して得た額となる。
正答 (2)
正答は (2)。これが不適切です。
遺族厚生年金を受ける妻が、夫の死亡時に30歳未満で、子がいないため遺族基礎年金を受けられない場合は、遺族厚生年金の受給権は取得から5年で消滅します。Bさんの妻は28歳ですが、3歳の長女がいるので遺族基礎年金も受けられます。この場合、5年で消滅する扱いにはなりません(遺族基礎年金の受給権が妻の30歳到達前に消滅したときに、そこから5年で消滅します)。長女が18歳到達年度末に達するとき、妻は30歳を超えています。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。遺族厚生年金を受けられる遺族は、死亡した人に生計を維持されていた配偶者・子、父母、孫、祖父母です。兄弟姉妹は含まれません。
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(3) 適切。夫は妻の死亡時に55歳以上でなければ受給権を取得できません。子は18歳到達年度の末日まで(障害等級1級・2級なら20歳未満)にある未婚の子が対象で、21歳の長女は該当しません。
(4) 適切。父母は死亡時に55歳以上であることが要件で(支給は60歳から)、配偶者や子がいないので受給権を取得します。受給権者が2人以上いるときは、1人の場合の額を人数で割った額がそれぞれに支給されます。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年1月 (5)出典元ページ
最終更新日
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