各種債券の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (19)
各種債券の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)個人向け国債の適用利率は、個人向け国債の種類ごとに計算された基準金利に応じて決定されるが、いずれの種類も年率0.05%が下限とされる。
- (2)ストリップス債は、固定利付債の元本部分と利子部分を分離し、元本部分は利付債の償還日を満期とする割引債、利子部分はそれぞれの支払期日を満期とする割引債として販売される債券である。
- (3)一般に、払込みと利払いが円貨で行われ、償還が米ドル等の外貨で行われる債券はデュアルカレンシー債と呼ばれ、払込みと償還が円貨で行われ、利払いが米ドル等の外貨で行われる債券はリバース・デュアルカレンシー債と呼ばれる。
- (4)他社株転換可能債(EB債)は、満期償還前の判定日に債券の発行者とは異なる別の会社の株式(対象株式)の株価が発行時に決められた価格を上回ると、金銭での償還ではなく、対象株式が交付される債券のことであり、投資家が償還方法を任意に選択することはできない。
正答 (4)
正答は (4)。これが不適切です。
他社株転換可能債(EB債)は、判定日に、対象株式の株価が発行時に決めた価格(転換価格など)を「下回る」と、金銭ではなく対象株式で償還される債券です。株価が上回れば額面で金銭償還されます。「上回ると対象株式が交付される」が誤りです。なお、償還の方法を投資家が選べない点は記述のとおりです。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。個人向け国債(変動10年・固定5年・固定3年)の適用利率は、種類ごとに決められた基準金利をもとに決まり、いずれも年0.05%が下限です。
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(2) 適切。ストリップス債は、利付国債の元本部分と各回の利子部分を切り離し、それぞれを割引債として売買するものです。元本部分は元の債券の償還日、利子部分は各利払日が満期になります。
(3) 適切。払込みと利払いが円貨で、償還が外貨のものがデュアルカレンシー債、払込みと償還が円貨で、利払いが外貨のものがリバース・デュアルカレンシー債です。
【EB債の性質】
利率は高めですが、株価が下がると、値下がりした株式で償還されます。投資家は株価下落のリスクを負い、値上がりの利益は受けられません。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年1月 (19)出典元ページ
最終更新日
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