「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」(以下、「本特例」という)に関する次の記述のうち、最も不…

学科 基礎編 (40)

「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除の特例」(以下、「本特例」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。

正答 (1)
正答は (1)。これが不適切です。 本特例は、相続の開始の時から譲渡の時まで、事業・貸付け・居住の用に供されていない被相続人居住用家屋の敷地等の譲渡が対象で、譲渡の対価の額が1億円以下であることが要件です。家屋を取り壊して敷地を2つに分け、一方(7,500万円)を譲渡した場合、譲渡した敷地は貸付けなどに使われていないので、要件を満たせば本特例を受けられます。残りの敷地を事業用借地権で賃貸しても、その部分は譲渡していないので、譲渡した部分の適用は妨げられません。「受けることができない」は誤りです。
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【ほかの選択肢】 (2) 適切。老人ホームなどに入居したことで居住の用に供されなくなった家屋は、被相続人が入居の直前に要介護認定または要支援認定などを受けていたことなどの要件を満たす場合に限り、被相続人居住用家屋に当たります。認定を受けていなければ対象になりません。 (3) 適切。前年に自己の居住用財産について3,000万円の特別控除を受けていても、本特例は受けられます(本特例を受けられない連年の制限はありません)。 (4) 適切。本特例の適用を受けるには、確定申告書に、譲渡資産の所在地の市区町村長から交付を受けた被相続人居住用家屋等確認書を添付する必要があります。 【本特例の主な要件(基準日の時点)】 1981年5月31日以前に建築された家屋(区分所有建物を除く) 相続の開始の直前に被相続人だけが住んでいた 家屋を耐震リフォームして譲渡するか、取り壊して敷地を譲渡する 譲渡の対価の額1億円以下 相続の開始があった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までに譲渡 ※2026年10月時点では、2024年1月1日以後の譲渡から、譲渡の日の属する年の翌年2月15日までに買主が耐震改修や取壊しをした場合も対象となり、家屋と敷地を取得した相続人が3人以上のときの控除額は1人2,000万円とされています。

出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年5月 (40)出典元ページ

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