相続税法上の相続財産等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (46)
相続税法上の相続財産等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)契約者(=保険料負担者)および被保険者を被相続人、死亡保険金受取人を被相続人の子とする終身保険において、子が相続の放棄をした場合、当該死亡保険金については、死亡保険金の非課税金額の規定の適用を受けることができない。
- (2)契約者(=保険料負担者)および被保険者を被相続人、死亡保険金受取人を被相続人の子とする終身保険において、死亡保険金とともに支払われる積立配当金は、相続税の課税対象となり、死亡保険金の非課税金額の規定が適用される。
- (3)被相続人の死亡により相続人に支給される退職手当金は、死亡後3年以内にその支給額が確定した場合であっても、実際の支給が死亡後3年を経過した場合、当該退職手当金は相続税の課税対象とはならず、当該相続人の一時所得の収入金額に該当する。
- (4)相続開始の年の5年前の1月1日前から私立(個人立)の幼稚園の事業を行っていた被相続人の死亡により、引き続きその事業を行う相続人が相続により取得した教育用財産については、事業経営者等の家事充当金および給与が相当と認められる金額を超えていないこと等の一定の要件を満たしている場合、相続税の課税価格に算入されない。
正答 (3)
正答は (3)。これが不適切です。
被相続人の死亡によって支給される退職手当金等で、被相続人の死亡後3年以内に支給額が確定したものは、実際の支給の時期にかかわらず、相続税の課税対象(みなし相続財産)になります。死亡後3年を経過してから支給額が確定したものが、受け取った遺族の一時所得になります。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。死亡保険金の非課税金額(500万円×法定相続人の数)の規定は、相続人が受け取る保険金に適用されます。相続を放棄した人は相続人ではないので、受け取った保険金は遺贈により取得したものとみなされて課税されますが、非課税金額の規定は適用されません。
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(2) 適切。死亡保険金とともに支払われる積立配当金や前納保険料の返還金なども、死亡保険金に含めてみなし相続財産となり、非課税金額の規定が適用されます。
(4) 適切。相続開始の年の5年前の1月1日前から個人で幼稚園の事業を行っていた被相続人の教育用財産を、事業を引き継ぐ相続人が取得した場合は、事業経営者の家事充当金や給与が相当と認められる金額を超えていないことなどの要件を満たせば、相続税は非課税です。
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年5月 (46)出典元ページ
最終更新日
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