社会保険の給付に係る併給調整や支給停止に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考…
学科 基礎編 (5)
社会保険の給付に係る併給調整や支給停止に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。
- (1)健康保険の傷病手当金の支給を受けるべき者が、同一の傷病により障害等級3級の障害厚生年金の支給を受けることができるときは、当該障害厚生年金の額を360で除して得た額が傷病手当金の1日分の額よりも少ない場合、その差額が傷病手当金として支給される。
- (2)業務災害により死亡した労働者の遺族が、労働者災害補償保険の遺族補償年金と遺族厚生年金の支給を受けることができるときは、遺族厚生年金の支給を受けている間、遺族補償年金は減額されて支給される。
- (3)業務災害により障害の状態となった労働者が、労働者災害補償保険の障害補償一時金と厚生年金保険の障害手当金の支給を受けることができるときは、障害手当金が全額支給され、障害補償一時金は支給されない。
- (4)障害基礎年金および障害厚生年金の受給権者が、65歳到達日に老齢基礎年金および老齢厚生年金の受給権を取得した場合、当該受給権者は、「障害基礎年金と障害厚生年金」「老齢基礎年金と老齢厚生年金」「障害基礎年金と老齢厚生年金」のいずれかの組合せによる年金の受給を選択することができる。
正答 (3)
正答は (3)。これが不適切です。
同じ事由で労災保険の障害補償一時金と厚生年金保険の障害手当金を受けられるときは、労災の障害補償一時金が支給され、厚生年金保険の障害手当金は支給されません。障害手当金は、労働基準法や労災保険法の障害補償を受ける権利がある場合には支給されない仕組みです。記述は関係が逆です。
【ほかの選択肢】
(1) 適切。傷病手当金を受ける人が、同じ傷病で障害厚生年金(障害基礎年金を受けられるときはその合計額)を受けられるときは、傷病手当金は支給されません。ただし、年金額を360で割った額が傷病手当金の日額より少ないときは、その差額が支給されます。
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(2) 適切。同じ事由で遺族補償年金と遺族厚生年金を受けられるときは、遺族厚生年金は全額支給され、遺族補償年金が所定の調整率(0.84)で減額されます。
(4) 適切。65歳以後は、「障害基礎年金+障害厚生年金」「老齢基礎年金+老齢厚生年金」「障害基礎年金+老齢厚生年金」などの組合せから選択して受給できます。
【65歳以後に選べる主な組合せ】
障害基礎年金+障害厚生年金(または老齢厚生年金・遺族厚生年金)
老齢基礎年金+老齢厚生年金(または遺族厚生年金)
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年9月 (5)出典元ページ
最終更新日
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