「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」(以下、「本特例」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なもの…

学科 基礎編 (49)

「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」(以下、「本特例」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。

正答 (3)
正答は (3)。これが不適切です。 貸付事業用宅地等の「貸付事業」には、不動産貸付業・駐車場業・自転車駐車場業と、事業と称するに至らない不動産の貸付けなど(準事業)が含まれます。ただし、建物や構築物の敷地として使われている宅地等であることが必要で、いわゆる青空駐車場のように構築物のない土地は対象外です。舗装やフェンスなどの構築物を設けた自転車駐車場であれば対象になり得るので、「貸付規模、設備の状況および営業形態を問わず対象とならない」は誤りです。 【ほかの選択肢】 (1) 適切。被相続人と同居していた親族が取得する場合は、相続開始前3年以内に自己や配偶者の所有する家屋に住んだことがないという要件(いわゆる家なき子の要件)は問われません。相続税の申告期限まで居住を続け、宅地を保有していれば対象になります。
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 適切。特定居住用宅地等の対象となる取得者は、配偶者と親族です。内縁の妻は親族ではないので、遺贈で取得しても対象外です。 (4) 適切。被相続人が要介護認定または要支援認定を受け、老人ホームに入所したために住まなくなった宅地は、相続開始の直前に認定を受けていれば、被相続人の居住の用に供されていた宅地等として扱われます。入所前から同居し、引き続き居住している子が取得すれば、特定居住用宅地等の対象です(入所後に事業や貸付け、新たに入居した親族の居住に使われていないことが要件)。 【本特例の限度面積と減額割合】 特定居住用宅地等 330㎡まで80%減額 特定事業用宅地等など 400㎡まで80%減額 貸付事業用宅地等 200㎡まで50%減額

出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2022年9月 (49)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「学科 基礎編」のほかの問題

  1. 2019年1月 (50)すべての株式に譲渡制限のある会社(公開会社でない会社)における自己株式の取得、保有、処分
  2. 2020年9月 (36)土地区画整理法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  3. 2022年1月 (18)ETF(上場投資信託)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  4. 2023年5月 (49)財産評価基本通達上の宅地の評価における「地積規模の大きな宅地の評価」の規定(以下、「本規
  5. 2024年9月 (30)法人税における減価償却に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢に
  6. 2026年1月 (10)各種生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク