デリバティブを活用したリスクヘッジに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (21)
デリバティブを活用したリスクヘッジに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- (1)外貨建債券を発行する日本国内の事業会社が、将来の円安による償還負担の増加をヘッジするために、債券の償還日に合わせて外貨売り/円買いの為替予約を行った。
- (2)多くの銘柄の国内上場株式を保有している個人投資家が、国内株式市場における全体的な株価の下落をヘッジするために、TOPIX先物の買建てを行った。
- (3)大量の固定利付国債を保有する銀行が、今後の金利上昇リスクをヘッジするために、長期国債先物の買建てを行った。
- (4)継続的に米ドルの支払が発生する日本国内の輸入業者が、将来の円安による支払額の増加をヘッジするために、外貨固定金利受取り/円固定金利支払のクーポン・スワップを行った。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切です。
輸入業者は、将来ドルを支払うので、円安になると円で見た支払額が増えます。外貨固定金利受取り・円固定金利支払いのクーポン・スワップを行うと、円を払って毎回決まった額のドルを受け取れるので、円安による支払額の増加をヘッジできます。
【ほかの選択肢】
(1) 外貨建債券を発行した会社は、償還時に外貨を用意して支払う必要があり、円安になると負担が増えます。ヘッジするには、償還日に合わせて外貨買い・円売りの為替予約をします。外貨売り・円買いでは逆向きです。 誤り
(2) 保有株式の値下がりに備えるには、TOPIX先物を売り建てます。先物の売りは、株価が下がると利益が出て、現物の損失を埋めます。買い建ては株価の上昇に賭ける取引です。 誤り
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(3) 金利が上がると債券価格は下がります。保有国債の値下がりに備えるには、長期国債先物を売り建てます。 誤り
【ヘッジの向き】
値下がりに備える(保有資産) 先物の売り
支払額の増加に備える(将来の外貨の支払) 外貨の買い(為替予約・通貨スワップ)
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2023年1月 (21)出典元ページ
最終更新日
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