「既存住宅の耐震改修をした場合の所得税額の特別控除」(以下、「本控除」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものは…
学科 基礎編 (29)
「既存住宅の耐震改修をした場合の所得税額の特別控除」(以下、「本控除」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、ほかに必要とされる要件等はすべて満たしているものとする。
- (1)自己が居住の用に供する2戸の家屋について耐震改修をした場合、主として居住の用に供すると認められる家屋以外の家屋には本控除の適用を受けることはできない。
- (2)自己が所有していない家屋について耐震改修をした場合であっても、当該家屋を自己が居住の用に供していれば、本控除の適用を受けることができる。
- (3)本控除と増改築等をした場合の住宅借入金等特別控除のそれぞれ適用要件を満たしている場合であっても、本控除と増改築等をした場合の住宅借入金等特別控除を併用して適用を受けることはできない。
- (4)住宅耐震改修に係る耐震工事の標準的な費用の額は、原則として、住宅耐震改修に係る工事の種類ごとに単位当たりの標準的な工事費用の額として定められた金額に、その住宅耐震改修に係る工事を行った床面積等を乗じて計算した金額をいう。
正答 (3)
正答は (3)。これが不適切です。
既存住宅の耐震改修をした場合の所得税額の特別控除(耐震改修特別控除)は、住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)と、それぞれの要件を満たせば併用できます。増改築等の住宅借入金等特別控除とも併用できるので、「併用して適用を受けることはできない」が誤りです。
【ほかの選択肢】
(1) 居住の用に供する家屋が2つ以上ある場合、本控除の対象は、主として居住の用に供すると認められる1つの家屋に限られます。 正しい
(2) 本控除は、自己の居住の用に供する家屋の耐震改修をした場合に適用されます。家屋の所有者であることは要件とされていないので、自己が所有していない家屋でも、自己が居住していれば適用を受けられます。 正しい
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(4) 控除の基礎となる耐震工事の標準的な費用の額は、工事の種類ごとに定められた単位当たりの標準的な工事費用の額に、工事を行った床面積などを掛けて計算した金額です(補助金などを受ける場合はその額を差し引きます)。 正しい
【耐震改修特別控除の主な要件】
対象の住宅 1981年5月31日以前に建築された家屋(旧耐震基準)で、現行の耐震基準に適合させる改修
控除額 標準的な費用の額(上限250万円)の10%
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2023年5月 (29)出典元ページ
最終更新日
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