相続税の税額控除に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (47)
相続税の税額控除に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)在外財産に対する相続税額の控除(外国税額控除)による控除額は、外国の法令により課された相続税に相当する税額を、原則として、その納付すべき日における対顧客直物電信売相場(TTS)により邦貨に換算した金額となる。
- (2)被相続人を特定贈与者とする相続時精算課税の適用を受けた相続人は、相続税額から相続時精算課税の適用を受けた財産に係る贈与税相当額を控除することができ、相続税額から控除しきれない場合は税額の還付を受けることができる。
- (3)未成年者である相続人が、過去に未成年者控除の適用を受けたことがある場合、その者が2回目に受けることができる未成年者控除額は、「(18歳-相続開始時年齢)×10万円」の算式により計算した金額である。
- (4)被相続人が当該相続の開始前10年以内に開始した相続により財産を取得していたときは、当該被相続人から相続により財産を取得した相続人は、相続税額から当該被相続人が納付した相続税額に所定の割合を乗じて得た金額を控除することができる。
正答 (3)
正答は (3)。これが不適切です。
未成年者控除の額は、(18歳-相続開始時の年齢)×10万円です(2022年4月1日以後の相続。1年未満の端数は1年に切上げ)。過去に未成年者控除を受けたことがある人が再び受ける場合は、最初に受けられた控除額から既に控除を受けた金額を差し引いた残額が限度になります。2回目に、そのときの年齢で計算した額をそのまま控除できるわけではありません。
【ほかの選択肢】
(1) 外国税額控除の外国の相続税額は、原則として、その納付すべき日における対顧客直物電信売相場(TTS)で円に換算します。 正しい
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(2) 相続時精算課税を適用した贈与財産に課された贈与税は、相続税額から控除でき、控除しきれない金額は還付を受けられます(暦年課税の贈与税額控除では還付はありません)。 正しい
(4) 被相続人が相続開始前10年以内に開始した前の相続で財産を取得し、相続税を納付していた場合は、今回の相続人は、前の相続で被相続人が納付した相続税額の一定割合を控除できます(相次相続控除)。 正しい
【相続税の税額控除の順序】
暦年課税分の贈与税額控除 → 配偶者の税額軽減 → 未成年者控除 → 障害者控除 → 相次相続控除 → 外国税額控除 → 相続時精算課税分の贈与税額控除
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2023年5月 (47)出典元ページ
最終更新日
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