中小企業退職金共済制度(以下、「中退共」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本問において、事…
学科 基礎編 (6)
中小企業退職金共済制度(以下、「中退共」という)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本問において、事業主には同居の親族のみを使用する事業主等は含まないものとし、従業員には短時間労働者は含まないものとする。
- (1)合併等に伴い、初めて中退共の退職金共済契約を締結し、確定拠出年金の企業型年金から中退共に資産の移換を行う場合、新規加入者の掛金について国の助成を受けることはできない。
- (2)合併等に伴い、被共済者を加入者とする確定拠出年金の企業型年金を実施することになった場合、被共済者の同意に基づき、合併等を行った日から1年以内で、かつ、退職金共済契約を解除した日の翌日から3カ月以内に申し出ることで、中退共の解約手当金に相当する額を当該企業型年金へ資産移換することができる。
- (3)退職金の額は、被共済者に係る掛金月額と掛金納付月数に応じて定められている基本退職金に、運用収入の状況等に応じて定められる付加退職金を加えた額となる。
- (4)退職した日において60歳以上で、かつ、退職金の額が150万円以上であること等の要件を満たす場合、退職金は5年から10年の間の希望する分割支給期間(1年単位)で受給することができる。
正答 (4)
正答は (4)。これが不適切です。
中退共の退職金は一時金で受け取るのが原則ですが、退職日に60歳以上であることなどの要件を満たせば、全部または一部を分割で受け取れます。分割支給の期間は「5年間」か「10年間」のどちらかで、全額を分割する場合、5年間は退職金の額が80万円以上、10年間は150万円以上であることが必要です。5年から10年の間で1年単位で選べるわけではありません。
【ほかの選択肢】
(1) 合併等に伴い初めて中退共に加入し、確定拠出年金(企業型年金)から資産を移換する場合は、新規加入者の掛金に対する国の助成を受けられません。 正しい
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(2) 合併等で被共済者を加入者とする企業型年金を実施することになった場合、被共済者の同意を得て、合併等を行った日から1年以内で、かつ退職金共済契約を解除した日の翌日から3カ月以内に申し出れば、解約手当金に相当する額を企業型年金に移換できます。 正しい
(3) 退職金は、掛金月額と掛金納付月数に応じて定められた基本退職金に、運用収入の状況などに応じて決まる付加退職金を加えた額です。 正しい
【中退共の主な仕組み】
掛金月額 5,000円〜30,000円(短時間労働者は2,000円〜4,000円の特例あり)
掛金は事業主が全額負担し、全額を損金(必要経費)に算入できる
退職金は被共済者(従業員)に直接支払われる(法人の役員などは原則加入できない)
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2023年9月 (6)出典元ページ
最終更新日
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