借地借家法における定期建物賃貸借契約(定期借家契約)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢にお…
学科 基礎編 (36)
借地借家法における定期建物賃貸借契約(定期借家契約)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、賃貸人および賃借人は、いずれも宅地建物取引業者ではない個人であるものとし、記載のない事項については考慮しないものとする。
- (1)定期建物賃貸借契約をする際は、賃貸人は、あらかじめ、賃借人に対し、契約の更新がなく、期間の満了により建物の賃貸借が終了することについて説明しなければならず、賃貸人がその説明をしなかったときは、契約の更新がないこととする旨の定めは無効となる。
- (2)定期建物賃貸借契約において、その賃料が近傍同種の建物の賃料に比較して不相当となっても、賃貸借期間中は賃料の増減額をしない旨の特約をした場合、その特約は無効となる。
- (3)定期建物賃貸借契約の期間が2年である場合に、賃貸人が期間の満了の10カ月前に、賃借人に対し、期間の満了により建物の賃貸借が終了する旨の通知をしたときは、その終了を賃借人に対抗することができる。
- (4)自己の居住の用に供するために賃借している建物(床面積200㎡未満)の定期建物賃貸借契約において、転勤により建物を自己の生活の本拠として使用することが困難となったときは、賃借人は、解約の申入れの日から1カ月後に建物の賃貸借を終了させることができる。
正答 (2)
正答は (2)。これが不適切です。
普通借家契約では、賃料を増額しない特約は有効でも、減額しない特約は無効と解されています(借地借家法第32条の借賃増減請求権)。これに対し、定期建物賃貸借契約では、借賃の改定に係る特約がある場合は第32条を適用しないとされているので、期間中は賃料の増減額をしない特約も有効です。
【ほかの選択肢】
(1) 賃貸人は、契約前に、契約の更新がなく期間満了で終了することを、書面(承諾を得れば電磁的方法も可)を交付して説明しなければならず、説明をしなかったときは、更新がないこととする定めは無効になります(普通借家契約として扱われます)。 正しい
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(3) 期間が1年以上の定期借家契約では、賃貸人は、期間満了の1年前から6カ月前までの間(通知期間)に、賃借人に終了の通知をしなければ、終了を対抗できません。満了の10カ月前の通知は通知期間内なので、対抗できます。 正しい
(4) 居住用の建物(床面積200㎡未満)で、転勤・療養・親族の介護などやむを得ない事情により生活の本拠として使えなくなったときは、賃借人は解約を申し入れることができ、申入れの日から1カ月後に契約が終了します。 正しい
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2025年1月 (36)出典元ページ
最終更新日
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