協議による離婚後に財産分与した場合の課税関係に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項につい…
学科 基礎編 (42)
協議による離婚後に財産分与した場合の課税関係に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。
- (1)元夫から元妻への財産分与に係る財産の額が、婚姻中の夫婦の協力によって得た財産の額その他いっさいの事情を考慮してもなお過当であると認められる場合、当該過当である部分については贈与税の課税対象となる。
- (2)元夫が所有するマンションを元妻に財産分与した場合、元夫の譲渡所得の金額の計算上、当該マンションの財産分与の価額が収入金額となる。
- (3)元夫が所有するマンションを元妻に財産分与した場合、元夫は、所定の要件を満たせば、譲渡所得の金額の計算上、「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除」の適用を受けることができる。
- (4)元夫が所有するマンションを財産分与によって取得した元妻が当該マンションを第三者に譲渡する場合、譲渡所得の金額の計算上、元夫の当該マンションの取得価額が取得費となる。
正答 (4)
正答は (4)。これが不適切です。
財産分与によって資産を取得した人は、分与を受けた時にその時の価額(時価)で取得したものとされます。元妻がそのマンションを後に譲渡するときの取得費は、財産分与を受けた時の時価で、取得の時期も分与を受けた日になります。元夫の取得価額を引き継ぐわけではありません。
【ほかの選択肢】
(1) 財産分与は原則として贈与税の対象になりませんが、婚姻中の夫婦の協力で得た財産の額その他いっさいの事情を考えてもなお過当である場合、その過当な部分は贈与税の対象になります。離婚が贈与税や相続税を免れるために行われたと認められる場合は、分与した財産全体が対象になります。 正しい
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(2) 財産分与で不動産を渡すと、分与義務という債務を消すために資産を譲渡したものとされ、元夫に譲渡所得が生じます。分与した時の時価(財産分与の価額)が収入金額です。 正しい
(3) 離婚の成立後に財産分与をした場合、元妻は配偶者などの特別な関係にある人に当たらないので、所定の要件を満たせば、元夫は居住用財産の3,000万円の特別控除を受けられます。 正しい
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2025年1月 (42)出典元ページ
最終更新日
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