法人税における修繕費に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、法人はいずれも内国法人(普…
学科 基礎編 (30)
法人税における修繕費に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、法人はいずれも内国法人(普通法人)であるものとする。
- (1)法人が現に使用している土地の水はけを良くする等のために行う砂利、砕石等の敷設に要した費用の額は、修繕費に該当する。
- (2)法人が一の計画に基づき同一の固定資産について行う修理、改良等のために要した費用の額のうちに資本的支出であるか修繕費であるかが明らかでない金額がある場合において、その金額が50万円である場合、その金額について修繕費として損金経理することができる。
- (3)法人が一の計画に基づき同一の固定資産について行う修理、改良等のために要した費用の額が20万円に満たない場合、その修理、改良等が当該固定資産の価値を高め、またはその耐久性を増すこととなるものであっても、その費用の額について修繕費として損金経理することができる。
- (4)法人が耐用年数を経過した減価償却資産について修理、改良等をした場合、その修理、改良等が当該資産の価値を高め、またはその耐久性を増すこととなるものであっても、その修理、改良等のために支出した費用の額は、その金額の多寡にかかわらず、修繕費に該当する。
正答 (4)
正答は (4)。これが不適切です。
耐用年数を経過した減価償却資産であっても、修理・改良がその資産の価値を高め、または耐久性を増すものであれば、その部分は資本的支出として扱います。耐用年数を経過しているからといって、金額にかかわらず修繕費になるという扱いはありません。
【ほかの選択肢】
(1) 現に使用している土地の水はけを良くするために砂利・砕石などを敷く費用は、修繕費に該当するとされています。 正しい
(2) 資本的支出か修繕費か明らかでない金額は、その金額が60万円未満の場合、または前期末の取得価額のおおむね10%相当額以下の場合は、修繕費として損金経理できます。50万円は60万円未満です。 正しい
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(3) 1つの修理・改良などの費用が20万円に満たない場合(または、おおむね3年以内の周期で行われる場合)は、資産の価値を高めるものであっても、修繕費として損金経理できます。 正しい
【資本的支出と修繕費の判定の順序】
20万円未満または3年以内の周期 → 修繕費
明らかに価値を高める・耐久性を増す → 資本的支出
明らかでないもの:60万円未満または前期末取得価額の10%以下 → 修繕費
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2025年5月 (30)出典元ページ
最終更新日
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