相続税の課税財産等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、相続人は日本国籍と国内に住所…
学科 基礎編 (47)
相続税の課税財産等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、各選択肢において、相続人は日本国籍と国内に住所を有する個人であり、記載のない事項については考慮しないものとする。
- (1)契約者(=保険料負担者)および被保険者を父、死亡保険金受取人を子とする終身保険において、父の死亡により死亡保険金を受け取った子が相続の放棄をした場合、当該死亡保険金については、死亡保険金の非課税金額の規定の適用を受けることができない。
- (2)交通事故で重傷を負った夫に対して、その事故の加害者から損害賠償金が支払われることが決まっていたが、支払われる前に夫が死亡し、妻が当該損害賠償金を受け取ることとなった場合、その損害賠償金を受け取る権利は相続税の課税対象とならない。
- (3)被相続人が死亡し、被相続人に支給されるべきであった退職金の支給額が被相続人の死亡後3年以内に確定した場合、実際に支給された時期が被相続人の死亡から3年経過した後であっても、その退職金は相続税の課税対象となる。
- (4)被相続人の死亡によりその雇用主等から相続人に支給される弔慰金は、被相続人の死亡が業務上の死亡である場合、退職手当金等に該当すると認められるものを除き、被相続人の死亡当時における普通給与の3年分に相当する金額までは相続税の課税対象とならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが不適切です。
被相続人が生前に損害賠償金を受け取る権利を取得していた(支払が決まっていた)が、受け取る前に死亡した場合、その損害賠償金を受け取る権利は被相続人の財産(債権)であり、相続税の課税対象になります。遺族が被相続人の死亡について自分の権利として受け取る損害賠償金とは扱いが違います。
【ほかの選択肢】
(1) 死亡保険金の非課税金額(500万円×法定相続人の数)の規定は、相続人が受け取った保険金に適用されます。相続を放棄した人は相続人ではないので、受け取った保険金は遺贈により取得したものとみなされて課税されますが、非課税の規定は適用されません。 正しい
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(3) 被相続人の死亡後3年以内に支給額が確定した退職手当金等は、実際の支給がそれより後であっても、相続財産とみなされて相続税の課税対象になります。 正しい
(4) 雇用主などから受け取る弔慰金は、業務上の死亡の場合は普通給与の3年分(業務外の死亡の場合は6カ月分)までは相続税の課税対象になりません。超える部分は退職手当金等として扱われます。 正しい
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2025年5月 (47)出典元ページ
最終更新日
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