居住者に係る所得税の青色申告に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
学科 基礎編 (29)
居住者に係る所得税の青色申告に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)青色申告者が、不動産所得を生ずべき業務と事業所得を生ずべき業務を営む場合、貸借対照表はそれぞれの業務に係るものの区分ごとに各別に作成し、損益計算書は2つの業務に係るものを合併して作成する。
- (2)青色申告者が、青色申告書を提出する年分に生じた純損失の金額を前年に繰り戻し、前年分の所得に対する所得税額の還付を受けるためには、前年分の所得税について青色申告書を提出している必要がある。
- (3)事業所得の金額の計算上、売上原価の計算における棚卸資産の評価方法として低価法を選定することができるのは、青色申告者に限られる。
- (4)青色申告者が行う不動産の貸付が事業的規模に満たない場合、その業務に従事する配偶者に支払う給与の額は、労務の対価として適正な額であっても、不動産所得の金額の計算上、青色事業専従者給与として必要経費に算入することができない。
正答 (1)
正答は (1)。これが不適切です。
不動産所得・事業所得など2以上の業務を営む青色申告者は、損益計算書は所得の種類ごとに区分して作成し、貸借対照表は各業務のものを合併して作成することができます。損益計算書を合併し、貸借対照表を各別に作るという説明は逆です。
【ほかの選択肢】
(2) 純損失の繰戻し還付を受けるには、前年分も青色申告書を提出しており、損失の生じた年分の青色申告書を期限内に提出していることが必要です。 適切
(3) 個人の棚卸資産の評価方法で低価法を選べるのは、青色申告者に限られます。 適切
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(4) 青色事業専従者給与を必要経費にできるのは、事業所得のほか、事業的規模の不動産所得です。事業的規模に満たない不動産の貸付では、配偶者への給与は必要経費になりません。 適切
【青色申告の主な特典】
青色申告特別控除(最高65万円)
青色事業専従者給与の必要経費算入
純損失の繰越控除(3年)・繰戻し還付
棚卸資産の低価法
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2026年5月 (29)出典元ページ
最終更新日
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