取引相場のない株式の相続税評価に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本問において、併用方式とは、類似業種…
学科 基礎編 (49)
取引相場のない株式の相続税評価に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、本問において、併用方式とは、類似業種比準方式と純資産価額方式の併用により評価会社の株式の価額を評価する方式をいうものとする。
- (1)類似業種比準方式において、評価会社の1株当たりの配当金額は、「直前期末以前1年間における評価会社の剰余金の配当金額」と「直前期末以前2年間における評価会社の剰余金の配当金額の合計額の2分の1に相当する金額」のうち、いずれか低いものを直前期末における発行済株式数で除して計算した金額とすることができる。
- (2)純資産価額方式では、1株当たりの純資産価額(相続税評価額)の計算上、課税時期の属する事業年度に係る法人税額や消費税額のうち、その事業年度開始の日から課税時期までの期間に対応する金額で未払いのものは、負債として計上することができる。
- (3)併用方式では、原則として、「類似業種比準価額×L+1株当たりの純資産価額(相続税評価額)×(1-L)」の算式により計算した金額により評価会社の株式の価額を評価することとされ、当該算式中のLの割合は、評価会社の資本金の額および従業員数または直前期末以前1年間における取引金額に応じて決定される。
- (4)同族株主以外の株主等が取得した評価会社の株式の価額は、原則として、配当還元方式により評価するが、その評価会社が直前期末以前2年間において無配である場合は、配当還元価額を算定することができず、その評価会社の規模区分に応じて、類似業種比準方式、純資産価額方式または併用方式により評価する。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切です。
純資産価額方式で、課税時期の属する事業年度の開始日から課税時期までの期間に対応する法人税額・消費税額・事業税額・住民税額などで未払いのものは、負債として計上できます。
【ほかの選択肢】
(1) 類似業種比準方式の1株当たりの配当金額は、直前期末以前2年間の配当金額の平均で計算し、直前期1年間の額との選択はできません。選択ができるのは利益金額です。 誤り
(3) 併用方式のLの割合は、評価会社の総資産価額(帳簿価額)と従業員数、直前期末以前1年間の取引金額に応じて決まります。資本金の額は使いません。 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(4) 配当還元方式で、1株当たりの年配当金額が2円50銭未満や無配の場合は、2円50銭として計算します。無配でも配当還元価額は算定できます。 誤り
【会社規模とLの割合】
大会社 類似業種比準方式(純資産価額方式も選択可)
中会社 併用方式(L=0.90・0.75・0.60)
小会社 純資産価額方式(L=0.50の併用も選択可)
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 1級学科試験 2026年9月 (49)出典元ページ
最終更新日
「学科 基礎編」のほかの問題
- 2019年1月 (48)非上場会社であるX株式会社(以下、「X社」という)の同族関係者であるA~Gの所有株式数等
- 2020年9月 (35)不動産登記法に基づく地図等の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか
- 2022年1月 (18)ETF(上場投資信託)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 2023年5月 (1)ファイナンシャル・プランニングを業として行ううえでの関連法規に関する次の記述のうち、関連
- 2024年5月 (30)内国法人に係る法人税における役員給与および役員退職金に関する次の記述のうち、最も適切なも
- 2025年9月 (15)事業活動に係る各種損害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか
スポンサーリンク

