遺産分割に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。…
相続・事業承継 (54)
遺産分割に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- (1)被相続人は、遺言によって、相続開始の時から5年を超えない期間を定めて、遺産の分割を禁ずることができる。
- (2)遺産の分割は、遺産に属する物または権利の種類および性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態および生活の状況その他一切の事情を考慮して行うものとされている。
- (3)遺産の分割について、共同相続人間で協議が調わないとき、または協議をすることができないときは、各共同相続人は、その分割を家庭裁判所に請求することができる。
- (4)適法に成立した遺産分割協議については、共同相続人全員の合意があったとしても、当該協議の解除は認められない。
正答 (4)
正答は (4)。これが不適切です。
いったん成立した遺産分割協議でも、共同相続人全員の合意があれば、その協議を合意解除して、あらためて分割協議をすることができるとされています(最高裁判所1990年9月27日判決)。ただし、税務上は、やり直しによって取得した財産が贈与や交換とみなされ、贈与税や譲渡所得税がかかることがあります。
【ほかの選択肢】
(1) 被相続人は、遺言で、相続開始の時から5年を超えない期間、遺産の分割を禁じることができます(民法第908条)。 適切
(2) 遺産の分割は、遺産の種類・性質、各相続人の年齢・職業・心身の状態・生活の状況その他一切の事情を考慮して行います(同法第906条)。 適切
(3) 協議が調わないときや協議ができないときは、各共同相続人は家庭裁判所に分割を請求できます(同法第907条第2項)。 適切
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 2級学科試験 2019年5月 (54)出典元ページ
最終更新日
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