賃貸アパート等の貸家の用に供されている家屋の相続税評価額は、( )の算式により算出される。…
相続・事業承継 (59)
賃貸アパート等の貸家の用に供されている家屋の相続税評価額は、( )の算式により算出される。
- (1)自用家屋としての評価額 ×(1-借家権割合×賃貸割合)
- (2)自用家屋としての評価額 ×(1-借地権割合×賃貸割合)
- (3)自用家屋としての評価額 ×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
正答 (1)
正答は (1)。自用家屋としての評価額 × (1 - 借家権割合 × 賃貸割合) です。
貸家の評価では、借地権割合は使いません。土地ではなく建物の評価だからです。
【建物の評価】
自用家屋 固定資産税評価額と同額
貸家 自用家屋としての評価額 × (1 - 借家権割合 × 賃貸割合)
【土地の評価】
自用地 そのままの評価額
借地権 自用地評価額 × 借地権割合
貸宅地 自用地評価額 × (1 - 借地権割合)
貸家建付地 自用地評価額 × (1 - 借地権割合 × 借家権割合 × 賃貸割合)
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選択肢3の式は貸家建付地(土地)のものです。建物と土地で式が違う点を押さえてください。
【借家権割合】
全国一律で30%
したがって、賃貸割合が100%の貸家は、自用家屋の評価額の70%で評価されます。
【賃貸割合】
賃貸されている床面積 ÷ 全体の床面積
空室があると賃貸割合が下がり、評価額は上がります。ただし、一時的な空室は賃貸されているものとして扱える場合があります。
【貸家建付地の計算例】
自用地評価額5,000万円、借地権割合70%、借家権割合30%、賃貸割合100%
5,000万円 × (1 - 0.7 × 0.3 × 1.0) = 5,000万円 × 0.79 = 3,950万円
【貸宅地と貸家建付地の違い】
貸宅地 土地を貸して、他人がその上に建物を建てている
貸家建付地 自分の土地に自分で建てたアパート等を貸している
貸宅地のほうが制約が大きいため、評価額の下がり方も大きくなります。
【建築中の家屋】
費用現価の70%で評価する
出典:一般社団法人金融財政事情研究会 ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級学科試験 2020年9月 (59)出典元ページ
最終更新日
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