ガンマ線照射装置を取り扱う作業場の管理区域について行う作業環境測定に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、誤って…
関係法令 第19問
ガンマ線照射装置を取り扱う作業場の管理区域について行う作業環境測定に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、誤っているものはどれか。
- (1)外部放射線による線量当量率又は線量当量は、放射線測定器を用いて測定することが著しく困難なときは、計算によって算出することができる。
- (2)作業環境測定は、原則として1cm線量当量率又は1cm線量当量について行うものとするが、70 µm線量当量率が1cm線量当量率を超えるおそれがある場所又は70 µm線量当量が1cm線量当量を超えるおそれのある場所においては、それぞれ70 µm線量当量率又は70 µm線量当量について行うものとする。
- (3)作業環境測定は、厚生労働大臣の定める作業環境測定基準に従って行わなければならない。
- (4)作業環境測定の結果は、見やすい場所に掲示する等の方法によって、管理区域に立ち入る者に周知させなければならない。
- (5)作業環境測定は、実施の都度、測定日時、測定箇所、測定結果、測定器の種類、測定器の型式及び性能、測定を実施した者の氏名等一定の事項を記録し、5年間保存しなければならない。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
70µm線量当量率について測定するのは、それが1cm線量当量率の10倍を超えるおそれがある場所です。「超えるおそれ」だけでは足りません。
【測定の対象】
原則 1cm線量当量率又は1cm線量当量
例外 70µm線量当量(率)が1cm線量当量(率)の
10倍を超えるおそれがあるとき
10倍という数字が抜けると、条件がはるかに緩くなります。表面近くの線量が少し高いだけで、70µmで測ることになってしまいます。
【ほかの選択肢】
(1) 放射線測定器を用いて測定することが著しく困難なときは、
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計算によって算出することができる 正しい
(3) 厚生労働大臣の定める作業環境測定基準に従って行う
正しい
(4) 測定の結果は、見やすい場所に掲示する等の方法で、管理区域に
立ち入る者に周知させる 正しい
(5) 実施の都度、測定日時、測定箇所、測定結果、測定器の種類、
型式及び性能、測定を実施した者の氏名等を記録し、5年間
保存する 正しい
【計算によることができる】
測定器を入れられない狭い場所など
線源の強さ、距離、遮蔽が分かっていれば、逆二乗の法則と半価層で計算できます。
【なぜ10倍か】
70µmのほうが大きくなるのは、透過力の弱い放射線が多いとき
ガンマ線ではまれですが、ベータ線が混じる場合などに起こります。皮膚の被ばくが飛び抜けて大きいときだけ、そちらで測ります。
【記録の保存】
作業環境測定の記録 5年間
定期自主検査(3年)、被ばく線量(30年)と混同しないようにします。
【測定器の種類、型式及び性能】
どんな測定器で測ったかは、結果の信頼性に関わる
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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