放射線源を線源容器から取り出して使用する構造の工業用の透過写真撮影用ガンマ線照射装置であって移動させて使用することができ…
関係法令 第15問
放射線源を線源容器から取り出して使用する構造の工業用の透過写真撮影用ガンマ線照射装置であって移動させて使用することができるもの(以下「照射装置」という。)の構造について、ガンマ線照射装置構造規格に違反しているものは次のうちどれか。
- (1)照射装置の線源容器は、放射線源から1mの距離における空気カーマ率が100μGy/h以下になるように放射線を遮蔽することができるものとなっている。
- (2)照射装置は、操作器、操作管及び伝送管により構成される放射線源送出し装置を有している。
- (3)照射装置の放射線源送出し装置の操作管は、長さが5mのものとなっている。
- (4)照射装置の線源容器の見やすい箇所に表示されている放射能標識は、半径2.5cmのものとなっている。
- (5)照射装置に装備される放射線源には、その表面に、「放射能」の文字が、見やすく、かつ、容易に消滅しない方法で表示されている。
正答 (1)
正答は (1)。これがガンマ線照射装置構造規格に違反しています。
構造規格が定めているのは、線源容器の表面から1mの距離における空気カーマ率です。「放射線源から1mの距離」ではありません。
【基準を測る起点】
線源容器の表面から1m
容器の外側を基準にするので、容器の大きさによらず、実際に人が近づける位置での値になります。放射線源そのものからの距離では、容器の中の位置が基準になってしまい、実測できません。
【ほかの選択肢】
(2) 照射装置は、操作器、操作管及び伝送管により構成される
解説の続きをみる続きを閉じる
放射線源送出し装置を有している 適合
(3) 放射線源送出し装置の操作管は、長さが5mのもの 適合
(4) 線源容器の見やすい箇所に表示されている放射能標識は、
半径2.5cmのもの 適合
(5) 放射線源には、その表面に「放射能」の文字が、見やすく、かつ、
容易に消滅しない方法で表示されている 適合
【放射線源送出し装置の三つ】
操作器 離れた位置から線源を送り出す
操作管 操作器と線源容器をつなぐ
伝送管 線源容器から照射位置まで線源を送る
この三つがそろって、はじめて遠隔操作ができます。
【操作管の長さ】
長いほど、線源容器から離れて操作できる
5mあれば、線源から離れた位置で操作できます。距離をとることが、いちばん確かな防護です。
【容易に消滅しない方法】
刻印など、こすっても消えない表示
シールや塗料では、使ううちに消えてしまいます。線源そのものに、消えない印を付けておかなければ、取り違えの元になります。
【放射能標識】
三つ葉のマーク
半径2.5cm以上のものを、見やすい箇所に表示します。
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令」のほかの問題
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第15問ガンマ線照射装置を用いて行う透過写真の撮影の業務に労働者を就かせるときに行わなければなら
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第13問透過写真撮影用ガンマ線照射装置又は放射線装置室に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第11問放射線業務従事者の被ばく限度として、労働安全衛生関係法令上、正しいものの組合せは(1)~
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第19問所轄労働基準監督署長にその旨又はその結果を報告しなければならない場合は、次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第17問ガンマ線照射装置を取り扱う作業場の管理区域について行う作業環境測定に関する次の記述のうち
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第15問ガンマ線照射装置の放射線源として用いる放射性物質を管理区域の外において運搬するときに使用
スポンサーリンク

