胎内被ばくに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…

ガンマ線の生体に与える影響に関する知識 第39問

胎内被ばくに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

正答 (2)
正答は (2)。これが正しい記述です。 器官形成期の被ばくは、胎児に奇形が生じるおそれがあります。 【時期による影響の違い】 着床前期(受精~約9日)  胚の死亡                 生き残れば影響は残らない 器官形成期(約2~8週)  奇形 胎児期(約8週以降)    精神発達遅滞、発育遅延 手足や臓器の形が作られる時期に傷つけば、形が狂います。 【ほかの選択肢の誤り】 (1) 着床前期に被ばくして生き残った胎児には、被ばくによる   影響はみられません。「全か無か」といわれます
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(3) 精神発達遅滞は、確定的影響に分類されます (4) 発育遅延も、確定的影響に分類されます (5) 胎内被ばくによる奇形の発生のしきい線量は、ヒトでは   約0.1Gyです。5Gyではありません 【「全か無か」】 着床前期は、死ぬか、まったく影響が残らないか このころの細胞は、まだどの器官になるか決まっていません。一部が死んでも、ほかの細胞が補うので、無事なら正常に育ちます。 【胎内被ばくの影響はいずれも確定的影響】 胚の死亡 / 奇形 / 精神発達遅滞 / 発育遅延 しきい値があり、線量が増えるほど重くなります。ただし、胎内被ばくによる小児がんは確率的影響です。 【しきい線量が0.1Gy】 ほかの確定的影響に比べて、かなり低い 白内障が0.5Gy、脱毛が3Gyですから、胎児は格段に弱いということです。妊娠中の女性の腹部表面の等価線量の限度が2mSvと厳しいのは、このためです。 【器官形成期が危ないわけ】 時期を過ぎれば、同じ線量でも奇形にはならない いつ被ばくしたかで、結果が変わります。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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