透過写真撮影用ガンマ線照射装置又は放射線装置室に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、誤っているものはどれか。…
関係法令 第13問
透過写真撮影用ガンマ線照射装置又は放射線装置室に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、誤っているものはどれか。
- (1)ガンマ線照射装置を設置している放射線装置室は、遮蔽壁等の遮蔽物を設けて、労働者が常時立ち入る場所における外部放射線による実効線量を、1週間につき3mSv以下にしなければならない。
- (2)放射線装置室内に設置するガンマ線照射装置で照射している場合には、数量が400 GBq未満の放射性物質を装備している機器を使用するときを除き、その旨を自動警報装置を用いて関係者に周知させなければならない。
- (3)100 TBq以上の放射性物質を装備しているガンマ線照射装置を使用する放射線装置室の出入口で、人が通常出入りするものには、インターロックを設けなければならない。
- (4)装置の外側における外部放射線による1cm線量当量率が20 μSv/hを超えないように遮蔽された構造のガンマ線照射装置については、放射線装置室以外の場所に設置することができる。
- (5)放射線装置室内でガンマ線照射装置を使用するときは、放射線源送出し装置以外の遠隔操作装置を用いて線源容器から放射線源を取り出すことができる。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
放射線装置室は、遮蔽壁等を設けて、労働者が常時立ち入る場所における外部放射線による実効線量を、1週間につき1mSv以下にしなければなりません。3mSvではありません。
【遮蔽の基準】
労働者が常時立ち入る場所 1週間につき1mSv以下
管理区域の境界(3か月につき1.3mSv)とは別の基準です。どこの話かを読み分けます。
【ほかの選択肢】
(2) 放射線装置室内で照射する場合は、400GBq未満の放射性
物質を装備する機器を使用するときを除き、自動警報装置で
解説の続きをみる続きを閉じる
周知させる 正しい
(3) 100TBq以上の放射性物質を装備している装置を使用する
放射線装置室の出入口には、インターロックを設ける
正しい
(4) 装置の外側における1cm線量当量率が20µSv/hを超えない
ように遮蔽された構造のものは、放射線装置室以外の場所に
設置できる 正しい
(5) 放射線装置室内では、放射線源送出し装置以外の遠隔操作装置を
用いて線源を取り出すことができる 正しい
【三つの数字】
20µSv/h 装置の外側。これ以下なら装置室の外でもよい
400GBq これ未満なら自動警報装置が要らない
100TBq これ以上ならインターロックが要る
小さいほうから、装置室の要否、警報、インターロックと、規制が厳しくなっていきます。
【二つの遮蔽基準】
常時立ち入る場所 1週間につき1mSv
管理区域の境界 3か月につき1.3mSv
1週間に1mSvなら、13週で13mSv。管理区域の境界よりずっと高い値です。管理区域の中は、そもそも人の出入りを管理しているためです。
【インターロック】
扉を開けると照射が止まる、あるいは照射中は扉が開かない仕掛け
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「関係法令」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第13問ガンマ線照射装置を取り扱う放射線業務従事者と、その者が管理区域内で受ける外部被ばくによる
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第11問ガンマ線照射装置を用いて透過写真の撮影の業務を行う場合の管理区域に関する次の記述のうち、
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第19問ガンマ線照射装置の放射線源として用いる放射性物質を運搬する場合の措置に関する次の文中の[
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第17問電離放射線健康診断に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法令上、誤っているものはどれか
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第15問透過写真撮影用ガンマ線照射装置又は放射線装置室に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第13問電離放射線健康診断(以下「健康診断」という。)に関する次の記述のうち、労働安全衛生関係法
スポンサーリンク

