燃焼及び爆発に関し、適切でないものは次のうちどれか。…
アセチレンその他の可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識 第19問
燃焼及び爆発に関し、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)火炎の伝ぱ速度が音速を超える激しい爆発を爆ごうといい、爆ごうでは、圧力の上昇が初圧の数十倍に達することがある。
- (2)火炎面に一定速度の可燃性ガスと支燃性ガスが供給され続けると燃焼は継続し、発熱と放熱のバランスが保たれると安定的に燃焼する。
- (3)爆発とは、一般に、圧力の急激な発生又は開放の結果として、爆音を伴う気体の膨張などが起こる現象をいう。
- (4)吹管の予混合炎が消えるとき、爆発音を伴うことがあるが、これは予混合されたガスの火炎伝ぱ速度よりガスの流出速度が遅くなったために生じる現象である。
- (5)ガス自体の分解反応熱によって爆発する分解爆発は、低圧下で起こりやすく、高圧下で起こりにくい。
正答 (5)
正答は (5)。これが適切でない記述です。
分解爆発は、高圧下で起こりやすくなります。記述は高圧と低圧が入れ替わっています。
【分解爆発とは】
ガス自体が分解し、その反応熱によって起こる爆発です。アセチレンが代表例で、空気や酸素がなくても起こります。
アセチレン → 炭素 + 水素 (分解し、熱を出す)
圧力が高いほど分子どうしが近く、分解が連鎖しやすくなるため、高圧下ほど危険になります。
溶解アセチレンの充塡圧力を15℃で1.52MPaという低い値に抑えているのは、まさにこの理由です。酸素の14.7MPaと比べると桁が一つ違います。また容器に多孔質物を詰めるのも、内部を細かく区切って分解の連鎖を止めるためです。
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つまり、アセチレンの扱いにまつわる数々の決まりは、すべて「分解爆発は高圧で起こりやすい」という一点から説明できます。
【ほかの選択肢】
(1) 爆ごうは火炎の伝ぱ速度が音速を超える激しい爆発
で、圧力上昇が初圧の数十倍に達することがあります。
(2) 可燃性ガスと支燃性ガスが一定速度で供給され続け、発熱と
放熱のバランスが保たれると、安定的に燃焼します
(定常燃焼)。
(3) 爆発とは、圧力の急激な発生または開放の結果として、
爆音を伴う気体の膨張などが起こる現象です。
(4) 吹管の予混合炎が消えるときの爆発音は、ガスの流出速度が
火炎伝ぱ速度より遅くなったために生じます。逆火と同じしくみです。
出典:ガス溶接作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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