酸素及び可燃ガスの特徴に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。…
アセチレンその他の可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識 第16問
酸素及び可燃ガスの特徴に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- (1)酸素は、無色・無臭の気体で、空気より重い。
- (2)可燃性ガスの最小着火エネルギーは、酸素と混合した場合の値の方が空気を混合した場合の値より大きい。
- (3)高圧で充塡されている酸素を圧力容器から急激に供給すると、通路が閉止されている個所等では、酸素が断熱圧縮されて高温となり、可燃性の微粉末や油脂分があると、発火して激しく燃焼することがある。
- (4)燃焼速度の大きな可燃性ガスは、逆火しやすい。
- (5)理論混合比で混合された可燃性ガスと酸素の混合ガスに着火すると、混合ガス全体に火炎が急速に伝ぱし、瞬時に大きな体積増加を生じる。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でない記述です。
可燃性ガスの最小着火エネルギーは、酸素と混合した場合のほうが、空気と混合した場合より小さくなります。記述は大小が逆です。
【最小着火エネルギーとは】
混合ガスに火をつけるのに必要な、最小限のエネルギーです。これが小さいほど、わずかな火花でも着火してしまいます。
空気は約8割が窒素で、この窒素は燃焼に関与せず熱を奪うだけです。酸素だけの雰囲気にはその邪魔者がないので、
酸素との混合 → 最小着火エネルギーが小さい → 着火しやすい
酸素雰囲気では、静電気程度の火花でも着火し得ます。酸素漏れのある作業場が危険なのはこのためです。
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【ほかの選択肢】
(1) 酸素は無色・無臭で、空気より重い気体です。分子量は
酸素32、空気は約29です。
(3) 高圧酸素を急激に供給すると、通路が閉止されている箇所
で断熱圧縮により高温となり、可燃性の微粉末や油脂分があると発火します。酸素のバルブをゆっくり開けること、油脂を厳禁とすることは、どちらもこの対策です。
(4) 燃焼速度の大きな可燃性ガスは逆火しやすい。逆火は
噴出速度が燃焼速度より遅いときに起こるので、燃焼速度が速いガスほど条件が揃いやすくなります。アセチレンが特に注意を要する理由です。
(5) 理論混合比の混合ガスに着火すると、火炎が全体に急速に
伝ぱし、瞬時に大きな体積増加を生じます。これが爆発です。
出典:ガス溶接作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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