可燃性ガスに関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。…
アセチレンその他の可燃性ガス、カーバイド及び酸素に関する知識 第18問
可燃性ガスに関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- (1)空気と混合した場合のアセチレンの爆発範囲は、20~80vol%である。
- (2)プロパンが漏れた場合、作業場所の低いところに滞留し、爆発性雰囲気を形成するおそれがある。
- (3)プロパンは、臨界温度が高いため、圧縮すると容易に液化する。
- (4)LPガスは、油脂類や天然ゴムを溶解する。
- (5)空気と混合した場合、水素の爆発範囲は、メタンの爆発範囲より広い。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切でない記述です。
空気と混合した場合のアセチレンの爆発範囲は、およそ2.5~100vol%です。20~80vol%ではありません。
【上限が100%になる理由】
普通の可燃性ガスは、濃すぎると酸素が足りなくなって燃えなくなります。ところがアセチレンは、空気や酸素がなくても分解爆発を起こします。
アセチレン → 炭素 + 水素 (分解し、熱を出す)
つまり100%のアセチレンでも爆発しうるので、爆発範囲の上限が100%になります。これはアセチレン最大の特徴で、容器に多孔質物と溶剤を詰める理由でもあります。
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下限が2.5%と低いことも重要です。わずかに漏れただけで爆発範囲に入るということですから、アセチレンは下からも上からも危険な、範囲の非常に広いガスです。
【ほかの選択肢】
(2) プロパンは空気より重いので、漏れると低いところ
に滞留します。ピット、溝、床面が危険です。
(3) プロパンは臨界温度が高いため、圧縮すると容易に
液化します。LPガス容器の中で液体になっているのはこのためです。逆に水素は臨界温度が低く、常温ではいくら圧縮しても液化しません。
(4) LPガスは油脂類や天然ゴムを溶解します。だから
LPガス用のホースやダイヤフラムには耐LPガス性の材料を使います。
(5) 空気と混合した場合、水素の爆発範囲(およそ4~75%)
はメタン(およそ5~15%)より格段に広くなります。
出典:ガス溶接作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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