ガス集合溶接装置の安全器などに関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。…
アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識 第13問
ガス集合溶接装置の安全器などに関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- (1)乾式安全器は、ガスが逆火爆発したときに、水によることなく火炎の上流側への逸走を阻止する構造となっている。
- (2)乾式安全器は、逆火を阻止する機能、逆火時にガスを遮断する機能、酸素の逆流を阻止する機能などを備える必要がある。
- (3)乾式安全器は、3年ごとに1回、メーカー又はメーカーが指定した事業者が行う検査を受ける。
- (4)焼結金属を用いた乾式安全器では、焼結金属の隙間が小さいほど消炎能力が増すが、ガスの流れ抵抗は減少する。
- (5)逆止弁はガスの逆流を防ぐものであり、導管内での酸素と燃料ガスの混合を防止することができる。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切でない記述です。
焼結金属の隙間が小さいほど消炎能力は増しますが、ガスの流れ抵抗は減少するのではなく増加します。
【焼結金属が火炎を消すしくみ】
焼結金属は、金属の粉を焼き固めた多孔質の材料です。無数の細かい隙間をガスが通ります。
隙間が小さい → 火炎から熱を奪う面積が大きい
→ 消炎能力が高い
隙間が小さい → ガスが通りにくい
→ 流れ抵抗が大きい(圧力損失が増える)
消炎能力と通気性は両立しない関係にあります。だから安全器は、使用する燃料ガスの種類と流量に応じて、適正な隙間のものを選ぶ必要があります。細ければ細いほど良い、という単純な話ではありません。
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【ほかの選択肢】
(1) 乾式安全器は水を使わず、火炎が上流側(供給源側)へ
逸走するのを阻止します。
(2) 乾式安全器の三つの機能
逆火防止(消炎)機構
逆流防止機構(酸素が燃料ガス側へ流れるのを防ぐ)
遮断機構(逆火発生時に燃料ガス通路を閉じる)
(3) 乾式安全器は3年ごとに1回、メーカーまたはメーカーが
指定した事業者の検査を受けます。「1か月に1回分解点検」とするひっかけが出ます。日常の点検(1日1回以上)とは別の話です。
(5) 逆止弁はガスの逆流を防ぎ、導管内で酸素と燃料ガスが
混合することを防止します。
出典:ガス溶接作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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