圧力調整器及びこれに取り付ける圧力計に関する記述のうち適切なものは、次のうちどれか。…
アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識 第15問
圧力調整器及びこれに取り付ける圧力計に関する記述のうち適切なものは、次のうちどれか。
- (1)酸素用圧力調整器の容器との取付け部は、おねじ(ドイツ式)のものとめねじ(フランス式)のものとがあるが、いずれも左ねじである。
- (2)LPガス用圧力調整器の内部のダイヤフラムには、耐アセトン性ゴムを使用する。
- (3)LPガス用圧力調整器には、通常、高圧圧力計が取り付けられている。
- (4)ブルドン管式の圧力計に異常圧力がかかりブルドン管が破裂した場合の外わく等の飛散防止策として、圧力計の背面に逃がし穴が装備されている場合がある。
- (5)ブルドン管式の圧力計のブルドン管は、ガス圧力が加わると、その断面形状が円形から扁平形に変わり、曲管が伸長する。
正答 (4)
正答は (4)。これが適切な記述です。
ブルドン管が破裂したときに、外わくなどが前面へ飛ぶのを防ぐため、圧力計の背面に逃がし穴を設けたものがあります。圧力を後ろへ抜いて、目盛面側へ破片が飛ばないようにする構造です。圧力計は作業者が正面から覗き込むものなので、破裂の逃げ道を後ろに作っておくわけです。
【ほかの選択肢】
(1) 酸素用圧力調整器の取付部は、おねじ(ドイツ式)も
めねじ(フランス式)も右ねじです。左ねじにするのは可燃性ガス用で、誤接続を防ぐための区別です。
酸素・不燃性ガス …… 右ねじ
解説の続きをみる続きを閉じる
可燃性ガス …… 左ねじ
(2) 耐アセトン性ゴムを使うのは、アセチレン用の
ダイヤフラムです。溶解アセチレンの溶剤がアセトンだからです。LPガス用には耐LPガス性のゴムを使います。
LPガスは油脂類や天然ゴムを溶かすためです。
(3) LPガス用圧力調整器には、通常高圧圧力計は取り付けられ
ていません。LPガスは液化しているため、容器内の圧力を測っても残量がわからないからです。圧力は液がある
限りほぼ一定のままです。
(5) ブルドン管は、圧力が加わると断面形状が扁平形から
円形に近づき、その結果曲管が伸びます。記述は扁平と円形が逆です。
なお、圧力調整器の調整はばねの力とダイヤフラムに加わるガス圧力のつり合いで行われます(大気圧の力ではありません)。また、アセチレン用圧力調整器には一次圧力と二次圧力を示す2個の圧力計が付いています。
出典:ガス溶接作業主任者 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「アセチレン溶接装置及びガス集合溶接装置に関する知識」のほかの問題
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第15問圧力調整器及びこれに取り付ける圧力計に関するAからEまでの記述で、適切でないもののみを全
- 2024年下半期(2025年4月公表) 第14問手動ガス溶接器及び手動ガス切断器に関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第13問安全器の構造等に関するAからEまでの記述のうち、適切でないもののみを全てあげた組合せは(
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第12問ガス集合溶接装置に関し、適切なものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第11問ガス溶接・溶断作業に用いる導管に関するAからDの記述で、適切なものを全て挙げた組合せは次
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第15問圧力調整器及びこれに取り付ける圧力計に関し、適切でないものは次のうちどれか。
スポンサーリンク

