ニューマチックケーソンの種類とその概要に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第2問
ニューマチックケーソンの種類とその概要に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)止水壁ケーソン方式では、止水壁の構造は、コンクリート壁方式又は鋼矢板方式が一般的である。
- (2)ピアケーソン方式では、止水壁ケーソン方式に比べ工程を短縮することができる。
- (3)作業室の真上にもう一つの部屋を作り、エアロックとして利用する構造のケーソンがある。
- (4)ピアケーソン方式では、ケーソンの沈下完了後に橋脚躯体を構築することから、止水壁ケーソン方式に比べ精度の高い下部工が築造できる。
- (5)ケーソンの躯体のうち作業室より上方の側壁と隔壁に囲まれる空間は、水荷重用の水を入れて沈下荷重を加減する等の役割をもっている。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
ケーソンの沈下完了後に橋脚躯体を構築するのは、止水壁ケーソン方式です。ピアケーソン方式ではありません。
【二つの方式】
ピアケーソン方式
ケーソンの頂版と橋脚躯体を連続して施工する
→ 工程が短い
止水壁ケーソン方式
止水壁で囲み、沈下完了後に地下部分で躯体を構築する
→ 精度の高い下部工が築造できる
速さのピアケーソン、精度の止水壁という対比です。
【(2)との読み比べ】
(2) ピアケーソン方式では、止水壁ケーソン方式に比べ工程を短縮できる
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(4) ピアケーソン方式では、沈下完了後に構築するから精度が高い
→ ピアケーソン方式が、速さも精度も上ということになる
そんな都合のよい方式なら、もう一方を使う理由がありません。二つを使い分けているのだから、それぞれに長所があるはずです。(2)が正しいので、(4)は誤りと分かります。
【なぜ止水壁のほうが精度が高いのか】
止水壁で水を止めれば、地上と同じように型枠を組める
沈下の途中でケーソンが多少傾いても、その上に造る躯体はまっすぐに造り直せます。一方ピアケーソン方式は、ケーソンと躯体が一体で沈んでいくので、ケーソンの傾きがそのまま橋脚の傾きになります。
【ほかの選択肢】
(1) 止水壁の構造は、コンクリート壁方式又は鋼矢板方式が一般的 正しい
(2) ピアケーソン方式では、止水壁ケーソン方式に比べ工程を短縮できる 正しい
(3) 作業室の真上にもう一つの部屋を作り、エアロックとして利用する構造のケーソンがある 正しい
(5) 作業室より上方の側壁と隔壁に囲まれる空間は、水荷重用の水を入れて沈下荷重を加減する 正しい
【水荷重】
ケーソンの中の空間に水を入れて重くする
沈下が足りないときは水を足し、沈みすぎるときは抜きます。
出典:高圧室内作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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