圧気工法の所要空気圧及び送気量等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第8問
圧気工法の所要空気圧及び送気量等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)ニューマチックケーソンでは、理想的な空気圧は、刃口が水に没入するかしないかの状態に保つ空気圧である。
- (2)圧気トンネル工法で土かぶりが小さい場合は、注入工法等の補助工法を併用し、圧気圧力をできるだけ小さくする。
- (3)圧気工法においては、作業者一人当たりに必要な送気量は、40㎥/時間とされている。
- (4)粘性地盤の掘削では、作業気圧が理論気圧より常に高い状態で掘削する。
- (5)圧気工法の所要空気圧を概算する場合は、通常、真水も海水も水の単位体積重量を9.8kN/㎥として計算する。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
粘性地盤の掘削では、作業気圧を理論気圧より低く設定できる場合があります。「常に高い状態で掘削する」は誤りです。
【粘性地盤の性質】
目が詰まっていて、水も空気も通しにくい
理論上必要な圧力をかけなくても、地盤そのものが水を止めてくれます。かえって高い圧をかけると、空気が地盤を突き抜けてエアブローを起こす恐れがあります。
【理論気圧と作業気圧】
理論気圧 刃口先端の深さの地下水圧に等しい気圧
作業気圧 実際に設定する気圧
土質によって、理論気圧より高くも低くもなります。「常に」という言い切りが、まず疑わしいところです。
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【ほかの選択肢】
(1) 理想的な空気圧は、刃口が水に没入するかしないかの状態に保つ空気圧 正しい
(2) 圧気トンネル工法で土かぶりが小さい場合は、注入工法等の補助工法を併用し、圧気圧力をできるだけ小さくする正しい
(3) 作業者一人当たりに必要な送気量は、40㎥/時間正しい
(5) 所要空気圧を概算する場合は、真水も海水も水の単位体積重量を9.8kN/㎥として計算する 正しい
【(2)との読み比べ】
(2) 圧気圧力をできるだけ小さくする
→ 低く抑えるほうがよいという考え方が示されている
土かぶりが小さいときは、補助工法まで使って圧力を下げます。
(4)の「常に高い状態で」とは、方向が逆です。
【理想的な空気圧】
刃口がぎりぎり水に浸かるかどうかの圧力
低すぎる → 水が噴き出す(ボイリング)
高すぎる → 空気が地盤を抜けて噴き出す(エアブロー)
実際には「刃先から20cm程度上」に設定し、刃先を水没させます。
【一人当たり40㎥/時間】
高圧室内業務の換気の目安
圧縮された空気なので、実際の体積は圧力で割った値です。
【9.8kN/㎥】
水1㎥が約1000kg → その重さが約9.8kN
海水は少し重いのですが、概算では区別しません。
出典:高圧室内作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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