高圧室内業務の管理に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。…
関係法令 第34問
高圧室内業務の管理に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- (1)高圧室内作業者及び空気圧縮機の運転を行う者との連絡等の措置を講ずるための連絡員を、空気圧縮機の付近に、常時配置しなければならない。
- (2)高圧室内作業者及び空気圧縮機の運転を行う者と連絡員とが通話することができる通話装置を設けなければならない。
- (3)作業の性質上やむを得ない場合には、ゲージ圧力0.1MPa未満の気圧下であれば潜函内で溶接等の作業を行うことができる。
- (4)潜函の急激な沈下による高圧室内作業者の危険を防止するため、潜函の刃口の下方を50cm以上掘り下げてはならない。
- (5)減圧を終了した者に対して、当該減圧を終了した時から14時間は、重激な業務に従事させてはならない。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
連絡員は、気こう室の付近に常時配置しなければなりません。「空気圧縮機の付近」ではありません。
【なぜ気こう室の付近なのか】
気こう室は、作業室と地上の境目
人も物も、必ずここを通ります。中の様子が分かり、外にもすぐ知らせられる位置です。空気圧縮機の付近では、作業室の中で何が起きているかが分かりません。
【連絡員の役目】
高圧室内作業者と、空気圧縮機の運転を行う者との連絡
異常があったときの通報
出入りの人数の把握
中と外をつなぐのが仕事ですから、その境目にいます。空気圧縮機のそばにいては、つなぐべき片方の側にしかいないことになります。
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【ほかの選択肢】
(2) 作業者及び空気圧縮機の運転を行う者と連絡員とが通話できる通話装置を設けなければならない 正しい
(3) 作業の性質上やむを得ない場合には、ゲージ圧力0.1MPa未満の気圧下であれば潜函内で溶接等の作業を行うことができる 正しい
(4) 潜函の急激な沈下による危険を防止するため、潜函の刃口の下方を50cm以上掘り下げてはならない 正しい
(5) 減圧を終了した者に対して、減圧を終了した時から14時間は、重激な業務に従事させてはならない 正しい
【通話装置があっても連絡員が要るわけ】
装置は壊れることがある
だから、故障した場合の連絡方法も定めておきます。そして、人が境目にいることそのものに意味があります。
【0.1MPa未満なら溶接ができる】
高圧下では着火温度が低下し、燃焼速度が増大する
だから潜函内での溶接・溶断・アセチレン等の使用は、原則として禁止されています。0.1MPa未満に限って、やむを得ない場合に認められます。
【刃口の下方50cm】
刃口は、ケーソンを支えている
その下を深く掘れば、支えを失って急に沈みます。中にいる作業者にとって、これほど危険なことはありません。法令で直接禁じられています。
【14時間】
減圧を終えても、体内にはまだ窒素が残っている
出典:高圧室内作業主任者 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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