ニューマチックケーソンの施工に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
圧気工法 第3問
ニューマチックケーソンの施工に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)高圧室に入る場合、室内に誰もいないときは2人以上で入ることを厳守する。
- (2)据付け地盤が、初期構築時の自重に十分耐え得る地盤であることを確認する。
- (3)躯体形状が円形であり、かつ、フリクションカットがないニューマチックケーソンは、一般に、周辺が攪乱されやすい。
- (4)刃口下の掘り下げは50cm以上行わない。
- (5)中埋めコンクリートの打込み後は気圧を一定に保ち、24時間以上養生する。
正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。
躯体形状が円形であり、かつフリクションカットがないケーソンは、一般に周辺が攪乱されにくいものとして扱われます。「攪乱されやすい」は誤りです。
【攪乱されやすい/にくい の組合せ】
攪乱されやすい 矩形 + フリクションカットあり
攪乱されにくい 円形 + フリクションカットなし
【円形が乱されにくいわけ】
地盤が均等に締まる
角がないので、応力が一点に集中しません。矩形は、四隅に力が集まって地盤を乱します。
【フリクションカットがあると乱れるわけ】
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刃口の外側を躯体より少し張り出させた段差
沈むときに躯体と地盤の間にすき間ができる
→ 周面摩擦が減って沈みやすい
→ そのすき間を通って空気が抜けやすい
沈みやすくする工夫が、周辺の地盤を乱しやすくします。だから、ないほうが乱されにくいのです。
【土質係数との関係】
攪乱されやすい → 大きな土質係数(高めの作業気圧)
攪乱されにくい → 小さな土質係数
【ほかの選択肢】
(1) 高圧室に入る場合、室内に誰もいないときは2人以上で入ることを厳守する 正しい
(2) 据付け地盤が、初期構築時の自重に十分耐え得ることを確認 正しい
(4) 刃口下の掘り下げは50cm以上行わない 正しい
(5) 中埋めコンクリートの打込み後は気圧を一定に保ち、24時間以上養生する 正しい
【2人以上で入るわけ】
中で倒れても、誰も気づかない
高圧室内は、酸欠、有害ガス、事故の危険があります。一人で入って倒れれば、そのままです。互いに見守るために、2人以上で入ります。
【気圧を一定に保って養生するわけ】
コンクリートが硬化する間に圧力が変われば、内部に気泡ができ、強度が落ちます。
24時間以上、そのまま待ちます。
出典:高圧室内作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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